教育実習体験記 通信大学で教員免許を取る場合でも教育実習は必須

教員になるためには教育実習に行かなければなりません。これは通信大学で教員免許を取得している人も同じことが言えます。

教育実習に行くためには、12月までに22単位を習得していなければいけません(明星大学の場合)。また1月から3月の間に行くのであれば34単位を習得していなければいけません。ちなみに取得見込みではいけなくなってしまいました。取得済みでなくてはいけないのです。

基本的には自分の母校に教育実習に行くのが通例となっているようです。しかし、いくつかの都道府県では教育実習に行くのに対し、制限・決まりがある所もあるので通信教育を受けている大学に問い合わせをしてから教育実習に望むべきでしょう。

実習前

お世話になる学校に挨拶をしに行きました。まず、電話でアポイントメントをとり、後日必要書類を携えて行きました。その際に話に応じてくれたのが校長先生でした。

1週目

教育実習1週目朝学校に行くと校長先生の所に行き挨拶をしました。とても寡黙そうな先生でかなり緊張しました。

その後、職員会議で自己紹介をしました。そのときは短大からも1人教育実習生が来ていて二人で挨拶をしました。その後、すぐにダメダシをくらいました。何か先生方に挨拶をしたときに私の話し方が上手くなかったと担当の先生には見えたようでした。教育実習の初日から少しヘコんでしまいました。

その後、担当の教室に向かいました。私は5年生担当でした。教室で挨拶をし、様々な先生の授業を参観しに行きました。どの先生の授業を参観するのかは、事前に教務の先生が組んでいてくれました。空いている時間は担当の教室に戻り、担当の先生の授業を教室の後ろから参観しました。

2週目

教育実習2週目少しずつ自分の行う授業が始まります。その為、授業計画を立てる必要があります。

私は通信教育で教員免許を取得しているため、どんな方法で授業の指導案を作成してよいものか全然わかりませんでした。学校には過去の教育実習生の指導案が数多く保存されていたので、それを参考にして見よう見まねで作成しました。しかし、1つの指導案を完成させるまでに2日ほどかかり、かなりダメダシをくらいました。

初めての授業を始めて制作した指導案を元にして行いました。緊張しまくりで何を話したのかも覚えていないほどでした。しかし、今の自分にできることは大きな声で授業をすることくらいしかなかったので、とにかくはっきりとした口調で授業を行いました。

指導案には『児童の行動の予想』なるものも書いていたのですが、予想したような反応があるわけもなく、パニクってばかりでした。そんな始めての授業も終わり放課後、担当の先生と反省会を行いました。声が大きかったことだけを評価され、その他は覚えていないほど突っ込まれました。当然ですが・・・

3週目

教育実習3週目何時間か授業を行い、ほぼ緊張することはなくなりました。しかし、たまに数人の先生が見に来ることがあり、流石にそのときは緊張しました。理科の授業では他の先生が私を担当することになりました。私にとってはこの先生との出会いが今回の教育実習で一番の思い出となりました。

その先生はとても活発な男の先生で、生徒からも非常に人気がありました。授業スタイルもユニークで、それでいてしっかりと的を得ていました。

そんな先生と私の会話

私:「先生。授業って難しいですね。」

先生:「今日教えたいことの的をしっかりと得ていれば後は好きにやったら良いんだよ。子どもをからかう気持ちでやってみろ。そうすればあいつらは食いついてくるから。それに俺達だって指導案通りなんかに授業は進まないんだよ。だからみんな悩んでいるし、それでこそやりがいがあるしな。」

少し救われたような気がしました。そんな先生も他の先生との関係は苦手なようでした。良く私に愚痴を漏らしていました。

先生:「全く、この学年の先生は冒険心がない。失敗したらどうしようばっかり言っている。いいんだよ。失敗しても。子ども達のためになりそうなら色々やってみればいい。それでもし失敗したら謝ればいいんだし。とにかく責任問題について話さないでどんどんやってみればいいんだよ。」

私はこういう考え方が結構好きなので「そうですよね」とうなずいてばかりでした。

4週目

教育実習4週目教育実習には終日と研究授業とがあります。終日は1日朝から放課後まで先生をすると言うことで、全ての授業を行います。研究授業は多くの先生が見に来ます。そのため、指導案もより精巧な物を作成しなくてはいけません。

ということで3週目の後半から、私はこの準備に取り掛かりました。

自分の担当している授業時間以外は、教材研究ということで指導案と教材集めに時間を費やしました。週末も自宅で指導案を作成していました。そのため何とか終日授業の前日に完成することができました。

終日授業は5時間。精一杯授業ができたと思います。研究授業は多くの先生に見に来ていただき非常にありがたい反面、緊張の連続でした。実際には、指導案通りには授業は展開できませんでした。しかし、慌てることなくできました。

授業の後、先生方に意見を聞きました。やはり声の大きさはかなり評価されました。その他、先生によってかなり意見が異なりましたが、様々な意見をいただきました。

こうして私の教育実習が幕を閉じました。終日の最後に時間には子ども達からお別れ会をしてもらい、なんとなく分っていたことなんですが、感動してしまいました。

教育実習は甘くはない

全体としてまとめると、「通信大学で教員免許を取る場合でも、教育実習は必須」です。

また教育実習先は自分で連絡をし、必要書類を提出します。通信大学側で教育実習先を用意してくれるわけではありません。(少なくても私はそうでした。)

気を付けるべき点としては、なるべく早い段階で教育実習先に連絡をした方がよいでしょう。学校というものは1年間の計画を早い段階で作成します。その中に教育実習がいつからいつまであるのかというのを記載します。そして担当する先生も決めます。

なので早めに伝えておかないと、受け入れをしてもらえない可能性もあります。

また特に通信大学で教員免許を取っている人は、どのように教育実習を進めるのか、どのようなことを行なうのかというのを、知らないことが多いです。一般の大学に通っている教育学部の学生であれば、ある程度大学で教わってきますし準備もしてきます。

それが全くない状態で教育実習を迎えるため、「右も左も分からないとはこのことだ」と実感することでしょう。

さらに教育実習生を担当する先生は、どのような人がなるのか分かりません。中にはやりたくもないのに担当教官になっている人もいます。

そのため上手く付き合っていかないと、教育実習が辛い思い出になりかねません。

いろいろ慣れない、ある意味非日常の経験をすることになる教育実習ですが、将来先生になるための1つの経験になることは間違いありません。

実際の現場で本当に自分が教師に向いていそうか、教育現場とはどのようなものなのかというのを、改めて考えるよいきっかけになると思います。


 

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