学校の先生に必要な生活技術能力とは
学校の先生には基本的に「授業が行えるだけの授業力」と「クラスをまとめられる統率力」があれば良いと私は思います。
しかしその他に必要な能力があります。それは「生活技術能力」です。
生活技術能力とは普通の生活をする力
例えば「掃除の仕方」「紐の結び方」「鉛筆の持ち方」などです。細かいことを言ったらきりがないほど、学校生活を送る上で必要となる技術が沢山あります。
全てを完ぺきにこなすのはなかなか難しいかもしれませんが、最低限の技術は身に付けておいた方が良いでしょう。
例えば、一人暮らしをしたことのある人であれば、自分一人で生活をしていたわけなので、最低限の掃除、洗濯、料理ができることでしょう。
そのため学校でも子どもたちに指導できるかと思います。
生活力のない先生もいる 指示は正確に
ところが一人暮らしをしたことがなく、掃除、洗濯、料理の経験をあまりしたことがないという先生がいるものです。もし該当するのであれば訓練しておいた方が良いと思います。
また、例えば掃除ですが、子どもの年齢が高ければ「掃除やっとけよ」という一言で伝わります。子どもたちに掃除の経験があり、日々繰り返しているため身に付いているからです。
ところが年齢が低い小学校1年生や2年生に「掃除やっとけよ」と言ったとしても「掃除自体どうやって良いのか分からない」ということになります。
また、本人はしっかりやっているつもりでも、掃除のやり方が上手くなく、掃除をしたはずなのに汚くなっているなんてことも。
そんな時には先生自らがお手本を見せることになります。
このようなことは少なからずあるため、生活をする上で必要と思われる技術を最低限でも身に付けておいた方が良いでしょう。
内容を把握しておく必要がある
技術だけではありません。段取りも正確に伝える必要があります。
掃除であれば
「まず〇人がホウキでこのように掃いていく。次に〇人が雑巾がけをしていく。最後に〇人が机を運んでいく。」
など、掃除に限らず家庭科の授業などでも「段取り」を組み立てる必要があります。
掃除の話ばかりになってしまいますが、掃除で気を付けたいこと。それは「雑巾の扱い」です。
思った以上に知らない子どもは多い
雑巾を最近の子どもは家で使うことがありません。そのため雑巾の使い方をまともに知らないケースがあります。
また、知っていたとしても絞り方や干し方が全然できていないということが多々あります。
雑巾は乾きやすい場所に干します。学校で言う「乾きやすい場所」というのは人の目に付きやすい場所であることが多いです。
そこにしっかり絞られていないビショビショのままの雑巾がかけられていたり、整理されておらずグチャグチャに干してあったら見た目が悪いです。
場合によっては他の先生から一言いただく可能性は十分にあります。教室を訪問してきた保護者には何を思われるか分かりません。
そのため、雑巾の絞り方や干し方には注意したほうが良いでしょう。
小学校の先生だからこそ必要な能力
今回は掃除にスポットを当てましたが、その他にも生活力が必要となるシーンは数多くあります。子どもがいろいろ経験をしている年齢であれば、そのあたりに気を使う必要はありませんが、小学校レベルだとまだまだ適切な指導が必要となってきます。
毎日指導を繰り返すことになるかもしれませんが、それは子ども達とのコミュニケーションにもなりますし、学級運営で必要なことです。学校での指導で無駄なことは何1つありません。
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