小学校の先生忙しい 先生が仕事を家に持ち帰るリスク

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小学校の先生は忙しいという話を聞くことはないでしょうか。そして忙しさのあまり、残った仕事を家に持ち帰るということも。

小学校の先生の2人に1人が家に仕事を持ち帰っているそうです。

仕事内容としては、「学習活動」(50.4%)、「学習計画など校内担当業務」(20.2%)、「学級経営」(19.6%)だそうです。

私は現職の先生に話を聞くことがありますが、その他の業務として、宿題の丸付け作業もかなりの手間ということでした。

問題点として、丸付け作業は手間ではあるのですが、宿題を出さないわけにはいかないということです。

ここに大きな疑問を感じます。

正直私の経験上、丸付け作業は手間ではありますが、ものすごく大変か?といわれるとそのようなことはありません。

丸付け作業以外でも、先生の仕事は無駄があると感じます。必要ないような非効率的なことも「昔からしているから・・・」という理由で行われていることも多々あります。

仕事を学校外に持ち出すことは問題

そもそもの話ですが、学校の仕事を校外に持ち出してしまうことは問題です。

学校や地域によって違うのかもしれませんが、昔であれば学校の仕事を家に持ち帰っていた先生は非常に多かったという話を耳にしました。

ところが年々、そのことが問題となってきました。

何が問題かというと、個人情報を学校外に持ち出すことです。

たとえばですが、宿題というのはクラスの子どもの個人情報です。それを万が一紛失してしまっては問題となります。

一昔前まではあまり注目されていなかったことかもしれませんが、年々個人情報に関して世間が注目するようになり、学校現場でもこの点に関してはシビアになってきました。

個人情報保護か仕事を減らすためか

そもそも子どもの個人情報を守るという観点で、家に仕事を持ち帰らなくなったのか、それとも、忙しい教師の仕事量を減らすために、家に仕事を持ち帰らなくなったのかはわかりません。

どちらにせよ、個人情報を学校外に持ち出すことは、現在では気を配る必要があります。

私の知っている限りでは、子どもの個人情報を校外に持ち出す場合には、専用の書類に持ち出すものを書き、さらに押印を必要としました。

とくに成績を付ける時期には、仕事量が増えるため多くの先生が家に仕事を持ち帰っていました。

しかし年々、個人情報関連の書類を学校外に持ち出すのは難しくなり、結果的に学校に残って仕事をしなければならなくなりました。

家に仕事を持ち帰る必要があるのかが疑問

個人的な見解ですが、家に仕事を持ち帰るほど小学校の先生の仕事量が多いかというと疑問です。

というのも、丸付け作業は少なくても勤務時間内で終えることができます。勤務時間で終えられない場合には、週末に学校に来て行うことはできます。

もし終えられないということであれば、それはその先生の能力の問題である可能性があります。

余ほどの事情があり、時間を空けられないということであれば話は別です。

一般的な仕事に比べるとの話

教員以外の一般的な仕事と比べると、教員の仕事は決して大変とはいえません。

教員の仕事が大変であることは間違いありません。肉体的にも精神的にも大変であることも事実でしょう。

しかし、いろいろな仕事をしてきた私からすると、教師の仕事が忙しすぎるということはありません。

こんなことを言ってしまうと、多くの先生方から怒られてしまいそうですが、正直それが現実だと思います。

数字を追う必要がない守られた職業

学校でこのような言葉を耳にしたことはないでしょうか?

「頑張ることが大事」

間違ってはいません。しかし現実社会では異なります。

「結果が大事」

極端な話、頑張らなかったとしても数字を残してくれれば会社として問題ないのです。

どんなに頑張っている社員でも、数字が残せなければ会社からすると認めにくい存在となります。

つまり子どもの成績を挙げなかったとしても、職を追われることはありません。

先輩の先生に逆らったとしても、職を追われることはありません。

よほどのことがない限り、減給もありませんし、クビになることもありません。

しかし一般的な会社は異なります。そういった面からすると、教師という職業は守られているものであり、他の仕事と比べるとまだよい方であると言わざるを得ないのです。

大変と思っているのは先生自身の可能性も

先生という仕事を楽であると言っているわけではありません。確かに大変な仕事ではあります。

その上でお話しすると、教師という仕事を大変だと感じているのは先生自身である可能性があります。

それも、教師以外の仕事をしたことのない先生です。

またはとても真面目な先生です。

真面目であることは否定しません。しかしそれが理由で自分を追い詰めないようにしてもらいたいです。

何を言いたいかというと、先生という仕事には終わりがありません。宿題も出そうと思えば大量に出すことができます。それにより子どもの成績を上げることもできるでしょう。

しかし宿題を大量に出すということは、丸付けの作業が増えてしまうということです。結果はじめの話の家に仕事を持ち帰るということになります。

よってキリがないのです。

そのため、自分を救うためにも、良い意味でいい加減になってほしいと思います。

やることはやる。でもやりすぎない。

それにより体や心に余裕ができることでしょう。余裕ができれば子どもたちや同僚の先生方との接し方も変わってきます。

結果、良い教育をすることができると思うのです。

親になって思うこと

親になって思うことは、学校の先生に完璧は求めていません。

冷たい言い方に聞こえてしまうかもしれませんが、私自身はそうです。

もっと言ってしまうと、子どもの担任の名前は知りません。自分の子どもは自分で面倒見るという考えであり、学校の先生に育ててもらおうとは思ってはいないのです。

決して学校や先生を否定する意味ではありません。恐らく私と同じという人は結構いると思います。

なのでそれをいい意味で捉えてもらいたいと思います。

常識の範囲内で好きなように子どもと接してください。先生という仕事を楽しんでください。結果としてそれが子どもたちに良い影響を与えることになると思います。

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