大阪の児童虐待の話を聞いて
このニュースを聞いたときには、正直ゾッとした。考えられない話である。
大阪市西区のマンションで先月30日、幼い姉弟の遺体が見つかった事件で、大阪府警は10日、母親(23)=死体遺棄容疑で逮捕=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認め、「食事や飲み物を与えなかったので2人が死んでしまった」と供述しているという。府警は、この母親が男性との交際にのめり込んで子への愛情を失い、長期間置き去りにして衰弱死させたとみている。
そのときの様子を想像するだけで、腹立たしくもなり、悲しくもなる。はっきり言って親になる資格はない。
とんでもないバカ親である。このバカ親をこのように育ててしまった親の責任も私はあると思う。
今回私が話したいのは、こんなバカ親のことではなく、どうにかして周りの人間の協力で救えなかったのかということである。近所の住民は生前の子供たちの悲痛なる叫び声を聞き、児童相談所に相談を持ちかけている。正しい対処だと思う。
しかし、問題はこの後。児童相談所の対応の悪さだ。
大阪市西区のマンションで幼い姉弟2人の遺体が見つかった虐待死事件で、市こども相談センター(児童相談所)の職員らが現場に駆けつけた5回のうち最初の3回は、いずれもマンションのオートロックに阻まれて玄関先まで行けなかったことが11日、市への取材で分かった。
学校で働いていた私にとって、実はあまり驚く内容ではない。学校で問題のある家庭があったとして、本来なら児童相談所に連絡するべきことを、学校側はほとんど相談しない。また、本当にどうしようもなく、子どもの命に関わると『確信』できたときには、児童相談所に相談をするのだが、児童相談所自体も迅速な対応はとらない。
理由は簡単。
『親に訴えられたくないため。保身のため。もし違っていたらどうする?誰の責任?』
である。それになにもしなくても、ほとんどクビになることもないからだ。
違っていたら違っていたで良いではないか。子どもが平和に生活できれば、良いではないか。
いくら、周りの人が『あの家は子供を虐待している!』と通報しても、確固たる証拠がないと、逆に名誉毀損などで親から訴えられてしまうからだ。また、児童相談所自体には警察のような強力な権限が与えられていないという事実もある。
これから、本当に家庭内暴力から子どもを守るのであれば、児童相談所に警察のような強力な権限を与えるか、警察に介入してもらうべきである。
話はずれるが、欧米ではある年齢以下の子どもを家に置いていくこと自体が罪になるらしい。日本もそうするべきである。少なくても、小学生以下にお留守番をさせる必要はない。


