教師の資質

「資質」とは、一般に、持って生まれた素質や天性を表し、本人の努力によって改変不可能な場合もある。しかし、他方、潜在的に内に持っているものであって引き出し育てることのできるものと考えることもできる。したがって、それは、教職に就く前や現職において子どもたちと交わりながら育てることができるもの、あるいは、各自の教員が努力して育てていくべきものでもある。

類似用語としては「適性」があげられる。 「専門性」が技術面について述べられるのに対して、「資質」は態度や人格面などに関して述べられることが多い。「教育は全人格で勝負しなければならない」といわれるように、教師の場合は、こうした人格的・人間的側面、すなわち「資質」が、「専門性」とあわせて重視されるのである。

「教師の資質」といった場合、例えば、誠実さ、正直さ、熱意、ユーモアのセンスなどがあげられるが、これらは、教師としての独自の資質というよりも、むしろ、どの職業に就こうと共通の、人間として望ましい資質としてあげられるものでもある。こうした資質は、「広義のパーソナリティ」あるいは「素地としての教師の資質」と呼ばれる。これに対して、専門職としての教師の職務遂行に特に要求される資質を「狭義のパーソナリティ」あるいは「教育的資質」と呼ぶことがある。

 

 

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