ここでは保健体育の教員免許を取得できる通信大学を紹介しています。
保健体育の教員免許が取得できる通信大学一覧
通信大学で保健体育の教員免許を取得できる通信大学は「星槎大学」のみとなっています。
種別 | 地域 | 大学名 |
---|---|---|
1種 | 神奈川県 | 星槎大学 |
「保健体育」と「保健」の違いは?
「保健体育」と「保健」は違う教員免許です。
「体育の先生になりたい」と思ったのなら「保健体育の教員免許上」を取得すれば良いのです。「保健の教員免許状」を取得しても体育の先生になることはできません。
「では保健室の先生は保健の免許状でなることができる?」
ということですが、「養護」の教員免許を持っている方が保健室の先生となります。つまり全く別物ということになります。
保健免許状でできることは少ない
「では保健の免許状は何ができる?」
ということになりますが、保健指導、たとえば心と身体の成長や発育やケガをした時の対応などを指導します。
保健の採用は難しい
そして需要の面での話となりますが、教員採用試験では「保健体育」や「養護」での採用は行なっています。
ところが「保健」での採用はほとんど行われていないのが現状です。
まとめますと体育の先生になりたければ「保健体育教員免許状」、保健室の先生になりたければ「養護教員免許状」ということになり、「保健の免許状」は取っておけば採用で多少有利に働くかなという程度のものであるという認識で良いかもしれません。
保健体育の免許が通信大学で取れるようになった
保健体育の教員免許は通信大学で習得できるようになりました。
ただし取得できるのは2023年の時点で確認できたのは「星槎大学」のみです。
通信大学で保健体育の教員免許を取れるようになってきたため、体育の先生が今後増加することが考えられます。
たとえばスポーツで活躍されてきた方の第二の人生といった感じでです。
スクーリング参加は多くなる
体育の教員免許を通信大学で取得するためには、スクーリングの参加が他の教員免許を取るよりも多くなります。
スクーリングとは通信大学、もしくは指定された場所に行き直接授業を受けることです。
たとえば以下のような実技の授業を受ける必要があります。
- 体つくり運動
- 器械運動
- 陸上
- 水泳
- サッカー
保健体育の採用試験 倍率は高め
保健体育の教員免許を持つ方は、中学校、もしくは高校の教員採用試験を受けることになります。
他の教科に比べ採用枠が少ないため、倍率がかなり高くなってしまいます。たいていの場合10倍。地域によっては20倍近くになってしまうこともあります。
そのため、保健体育の教員免許を持っていて採用試験に合格できていない方は、私立学校の採用試験に挑戦したり、講師として勤務したり、学校以外の職場で仕事をしながら採用試験合格を目指したりしています。
もしくは、保健体育以外の教員免許を利用して採用試験に合格し、働きながら保健体育の採用試験を毎年受ける方もいます。
いずれにせよ、非常に高い倍率となっているため、その点はあらかじめ把握しておいたほうが良いでしょう。