通信大学と近所の大学の科目履修生どちらが良いか

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海外在住の社会人です。帰国後、国語の教員免許を取りたいと考えています。

通信のほうが学費の面では安いと思うのですが、調べているうちに通信制では教育実習や介護ができないというような内容の書き込みを見たような気がするのですがどうなのでしょうか?

近所の国立大学で科目履修生として教員免許を取ろうか迷っています。これらの違いなどあれば教えてください。

また、通学で1年で取得可能なものなのでしょうか?

通信教育で教育実習と介護実習ができないという情報は完全に間違っています。そもそも教員免許を取得する際に必要な単位、条件というのがあります。

その条件の中に教育実習と介護実習が入っています。そのため、この2つを受けないと教員免許を取得することができませんし、多くの方は、この2つのために時間を確保しているのです。

また最終学歴が何かによっても、教員免許を取得できる期間は変わってきます。

科目履修生で近所の大学で教員免許を取れるのであればそれに越したことはないと思います。

また、通学でも通信でも一般的には1年で教員免許を取得することは難しいと思います。介護実習に1度も行ったことがないとなると、1年を超えると思います。

最終学歴が4年制大学卒業なら最短2年

最終学歴が4年制大学卒業である場合、通信大学を利用することで最短2年で教員免許を取ることができます。

もしすでに卒業した大学で、教員免許を取得しており、他の教員免許を通信大学で取りたいという場合であれば、2年はかからないはずです。

もし最終学歴が高校卒業である場合、いかなる教員免許を取得するにしても4年はかかります。

通信大学で実習に行くことは可能

通信大学でも教育実習や介護実習に行くことは可能です。

そもそもそれらに行けないとなると、教員免許に必要な単位を揃えることはできません。

実際に私はどちらの実習にもいきました。

実習があるから時間がかかる

教育実習も介護実習も、ある程度単位を持っている状態でなければ申請することができません。

そして単位というものはすぐにとれるものではありません。

たとえば入学してすぐにレポートを作成したとします。それを大学側に送ります。それが返却されるまで合格しているかどうかわかりません。

次にそのレポートに関する試験を受けます。試験は申し込みをして試験を受け、合否が返ってくるまで時間がかかります。

つまり、単位を修得するまでには数か月を要するということです。

参照 通信大学の科目認定方法 レポート・試験・スクーリングで単位修得

 

簡単に取れるが簡単ではない

教員免許はある意味では簡単に取れるものです。

矛盾している表現ですが、通信大学でレポートを大量に作成し、試験に合格すれば取得できるものです。ただそれだけでよいのです。

国家試験に合格しなければならないわけではなく、ただ単位を取るだけなのです。

こういった側面からすると簡単なのです。

ただ問題は教員免許を取得した後の話です。

教員採用試験に合格しなければならない

教員免許を持っているだけでは学校で働くことはできません。

正確にいうと、講師としては働くことはできます。しかし正規教諭としては働くことはできないのです。

正規教諭になるためには、各都道府県や政令指定都市で行われる教員採用試験に合格しなければなりません。その難易度が高いのです。

教員免許を取得するための勉強とは全く異なる勉強が必要となります。

その面では簡単ではないのです。

教育現場では先生となる

学校で働くとして、生徒からしてみると先生は先生です。

知識のある人もそうではない人も先生なのです。

小学校であれば全科目。中学校や高校であれば自分の専門科目を教えることになります。

「わからない・・・教えられない・・・変わって」

は通用しません。

さらに生徒の後ろには保護者がいます。しっかりと授業ができないともなると当然苦情が来ます。

そういった点からしてみると、決して簡単ではないのです。

よってまとめますと、「教員免許は取得すること自体は簡単です。しかしそのあと正規教諭になるため、そして正規教諭になった後は簡単な仕事ではありません。」ということです。

とはいえ学校で働くことは楽しいです。子どもの成長をまじかで見られるのはやりがいのある仕事です。

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