「小学校」の教員免許が取得できる大学一覧

小学校の教員免許状を取得することのできる大学を紹介しています。



小学校の教員免許について

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小学校の先生になるために

小学校の先生になるためには、文部科学省の認定している教職課程のある短期大学、大学などで所定の単位を修得する必要があります。

そして所定の単位を修得し教育委員会に申請を行うことで、小学校の教員免許状を取得することができます。

小学校教諭の教員免許を取得する5つの方法

小学校教諭の教員免許状を取得する方法は5つほどあります。

  • 大学・短期大学で取得・・・一般的
  • 通信大学で取得・・・一般的
  • 教員資格認定試験
  • 教育職員検定(特別免許状)
  • 専門学校

一般的に教員免許は大学や通信大学で取得するケースがほとんどです。

しかし「教育資格認定試験」や「教育職員検定」を利用して取得することもできます。しかし一般的ではありません。

一般論で考えると、大学や短期大学、そして通信大学で取得する人がほとんどです。

そのためこれから教員免許を取得したいと考えているのであれば、一般的な方法を選択したほうが現実的だと思います。

※通信大学と連携している専門学校でも取得することが可能です。

小学校教諭の教員免許の種類

小学校教諭の免許状はまず3種類に分かれています。

  • 普通免許状
  • 特別免許状
  • 臨時免許状

3種類ありますが、ほとんどの教員が持っているのは「普通免許状」です。

そして次に、普通免許状もまた3つの種類に分かれています。

  • 二種免許状・・・短大
  • 一種免許状・・・大学
  • 専修免許状・・・大学院

参照 教員免許の種類は3種類+3種類

 

どの種類の免許状であっても教員として働くことができます。

二種免許状を取得するためには45単位、一種免許状を取得するためには67単位、専修免許状を取得するためには91単位が必要となります。

種類 学位 単位数
二種免許状 (短期大学士) 45
一種免許状 (学士) 67
専修免許状 (修士) 91
2.(6)教員免許状取得に必要な科目の単位数・内訳:文部科学省

一般的な大学の場合

一般的に4年制大学では、卒業までに124単位以上取得することになります。短期大学の場合は62単位以上となります。

これは法令で定められています。

そして4年制大学の場合、1年生から2年生にかけて一般教養を学び単位を修得します。3年生から4年制にかけて専門科目を学びます。この「専門科目」で教員免許用の単位を修得していくと考えてください。

通信大学の場合

通信大学で教員免許を取得する場合も同じことが言えます。

ただし通信大学で教員免許を取得する人の多くは、すでにどこかの大学を卒業した経験を持つ人が多いです。そういった人は、すでに大学1年生から2年生にかけて取得する単位は卒業した大学で修得しています。

そのため、基本的には教員免許を取得するためだけの単位を修得すればよくなります。

つまり卒業した大学の単位は無駄にはならず、1年生からはじめる必要はないということです。

免許の種類の違いによる影響

通常、免許状の種類で仕事内容に大きな差が出てくることはありません。

ただしなのですが、免許状の種類によって給与面での違いが出てくる可能性があります。

一般論での話ですが、二種免許状と一種免許状の場合、取得するまでに費やしている時間とお金が異なります。一種免許状を取得している方が2年分の勉強と2年分の学費が多く必要となっています。

そのため、仕事内容が同じだったとしても、上位免許状取得者の方が給与面で優遇されるケースは多いです。

また将来的にの話ですが、もし園長を目指すというのであれば、一種免許状、もしくは専修免許状を持っておいた方がよいでしょう。

小学校の教員免許を取得するまでの期間は最低2年

小学校の教員免許を取得するまでの最短の期間は2年です。

たとえば最終学歴が高校卒業の人が、小学校教員免許「二種」を取得する場合の最短期間は2年です。「一種」を取得するのであれば4年かかります。

最終学歴が4年制大学を卒業している人であれば、最短2年となります。

そして中学校の教員免許を持っている人が、小学校の教員免許を取る場合には最短1年となるケースがあります。

つまりその人の状況により取得期間が変わってくるのです。

2年以下が難しい理由

小学校の教員免許状の最短取得期間が2年である大きな理由は「介護実習」でしょう。

介護実習は必修単位であり、必ず取らなければなりません。

そして介護実習にはある程度の単位が必要であり、さらに申し込みをしてから参加までに時間がかかるのです。

ただしすでに介護実習の単位を持っている場合には免除されます。たとえば中学校の教員免許を持っている人です。中学校の教員免許を持っているということは、過去に介護実習の単位を取っています。

そのため免除され時間を大きく節約することができ、1年でも小学校の教員免許を取得することが可能となるのです。

免許の種類が上位であったほうがよい理由

小学校の教員免許は、可能であれば上位の免許の方がよいでしょう。

多少なりとも待遇が変わってくるためです。長く教員人生を歩むと考えるのであれば、上位免許状を取っておいて損はありません。

とはいえ、多くの現場教員は一種免許状であるため、一種は欲しいところです。

一種免許状は欲しいところ

小学校の教員免許は3つの種類に分かれているお話をしました。

二種、一種、専修の順番となり、専修免許状が一番上位免許となります。

どの種類の免許状であったとしても教員として働くことはできますし、仕事内容に差が出ることはほとんどありません。

仕事内容に差が出るとするならば、講師か正規教諭、どちらで採用されているかくらいかもしれません。ただそれであったとしても、日々の仕事内容的には大きな違いはありません。

「では二種免許状でもよいのでは?」

と思われるかもしれませんが、一概にそうとは言い切れないのです。

いくつか理由があります。

  • ほとんどの先生が一種免許状
  • 給与が異なる
  • 管理職を目指す場合、一種免許状の取得を促される

ほとんどの先生が一種免許状

教育現場にいるほとんどの先生が4年制大学を卒業しています。4年制大学を卒業と同時に小学校の教員免許を取得しているといった感じです。

教育現場で周りの先生に持っている教員免許の種類を聞かれることは普通はありませんが、それは一種を持っていることが半ば当たり前のためかもしれません。

進学する大学が4年制大学であれば、卒業の条件が一種免許状のための単位修得となっているため、「卒業=一種免許状」ということになります。

短期大学へ進学すると取得できるのは「二種免許状」であるため、一種を目指すのであれば大学への3年次編入、もしくは通信大学への進学ということになるでしょう。

給与が異なる

一般社会でもいえることですが、高卒よりも短大、短大よりも4年制大学の卒業者の方が給与が高くなりやすいです。

単純に勉強時間が長いですし、勉強に費やしているお金も多いという理由もあるでしょう。

管理職を目指す場合、一種免許状の取得を促される

聞いた話ですが、二種免許状の先生は一種免許状の取得を職場で促されるケースがあるとのことです。

たとえば学校内で校長先生や教頭先生、主幹教諭などを目指す将来像がある場合には、一種を持っていてもらいたいという思いがあるようです。

二種免許状を持っている人であれば、少し単位を修得するだけで一種が取れるわけであり、将来のことも考え取得しておいた方がよいと思います。

免許の種類はグレードアップできる

小学校教員免許の免許はグレードアップすることができます。

二種免許状は一種免許状に。一種免許状は専修免許状にすることができます。

そのためには、大学や大学院、通信大学で必要な単位を修得する必要があります。働きながら免許状を取得したいと考えるのであれば通信大学がおすすめでしょう。

二種免許状を一種免許状へ 必要単位を大学で取得

二種免許状を一種免許状へするためには、必要単位を修得する必要があります。

必要単位は「大学」もしくは「通信大学」で修得することができます。

  • 4年制大学の3年次に編入
  • 通信大学の3年次に編入

この2つのどちらかになると思います。

大学生生活をしていくのであれば「通学」、働きながらであれば「通信」かと思います。自由度が高く学費が安いのは通信大学でしょう。

小学校教員免許(専修)が取得できる通信大学院

小学校の教員免許(専修免許状)を取得するのであれば「大学院」へ進学する必要があります。

大学院には「通学」「通信」の2つに分かれており、どちらで取得しても問題ありません。

通学は多いが通信は限定的

小学校の教員免許(専修免許状)を取得することのできる大学院は数多くあります。

もしあなたが大学生であり、在籍している大学で一種免許状を取得したのであれば、そのまま同じ大学の大学院へ進学し専修免許状を取得するのが一般的かもしれません。

その場合、2年間通学することになるでしょう。

しかし「通信」という方法もあります。働きながら自分のペースで専修免許状を目指すといったものです。

2023年時点で「通信」に対応している大学院が7校あります。

働きながらの勉強は大変 働く前か余裕が出てきてから

学校で働きながら勉強するのはかなり大変です。

たとえば教員採用試験に合格している場合、1年目は初任者研修があります。かなり日々の生活は忙しくなります。

そしてそれから数年間は、教師として独り立ちできるよう研修に多く参加することになると思います。

他の勉強をしている時間を確保するのは難しいと思います。

そのため専修免許状を目指すのであれば、社会人になる前に大学院へ進学して取得してしまうか、教員として数年働き余裕が出てきたときに挑戦してみる方がよいかもしれません。

小学校教員(専修免許状)が取れる大学院

大学院 一覧

「通学」で小学校教員免許(専修免許状)を取得できる大学院の一部は以下となります。

通信大学院 一覧

「通信」で小学校教員免許(専修免許状)を取得できる大学院の一部は以下となります。

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