国語の教員免許が取得可能な通信大学 国語の教員免許は7つの通信大学で取得できる

国語の教員免許が取得可能な通信大学 国語の教員免許は7つの通信大学で取得できる 国語の教員免許

ここでは「国語の免許状」を取得可能な通信大学の詳細を紹介しています。



国語の教員免許が取れる7つの通信大学

種別地域大学名
1種千葉県聖徳大学
東京都明星大学
日本大学
法政大学
慶應義塾大学
京都府佛教大学
大阪府大阪芸術大学
専修東京都武蔵野大学
京都府佛教大学

国語の教員免許は中学校、高等学校と分かれています。どちらか1つを取得することもできますが、同じ教科であれば学ぶことが共通していますので、中学と高校の免許を同時に取得することが可能です。

国語の重要性に注目が集まる

学校現場で注目されていることとして「国語力」が挙げられます。

国語力は全ての教科の原点と言ってもよいと思います。国語を勉強することは、国語の点数を伸ばすだけではなく、他の教科の点数を伸ばすことにも一役買ってくれます。

また勉強のみならず、社会生活においても国語力は必要不可欠であると言えます。

参照 国語の果たす役割と国語の重要性(文部科学省)

 

問われていることがわからない 読解力欠如

私の経験上、主要5科目の中で最も点数を伸ばすのが難しいのが国語だと思います。数学や英語、理科、社会などは、ある意味暗記だけでなんとかなることがあります。

もちろん国語にも暗記問題はあるのですが、たとえば筆者の心情を捉える、文章の背景を考えるなど、暗記しきれないものがあります。また答えを出すとき、自分の意見を端的にまとめる力が必要になったりすることもあります。

そのような時、やはり強いのは「今までどれだけの文章に向き合ってきたか」です。本を習慣的に読んでいる人は、文章読解力、文章作成力に優れていると思います。

文章読解力が見についていないと、国語以外の教科の問題を解くことが困難になることがあります。

数学の問題が理解できない

以前数学を解いている子どもから「この問題、なんて書いてあるの?」と聞かれたことがあります。私からしてみると「書いてある通りだ」と思ったのですが、書いてあることが理解できないようでした。

つまり数学を解く以前に、日本語で書いてある問題自体が理解できていないのです。

英語の長文にてこずってしまう

英語の長文が苦手な子どもは多いです。英語の長文の解き方にはいくつかあるのですが、その1つを例に挙げます。

まず長文に書かれている英文を何となくでも訳していきます。これは単語を覚えていれば可能です。つまり単語の暗記をクリアしていればできることです。全てとは言わずとも、多くの単語を覚えていれば、長文がどのような文章になっているかは理解できます。

ところがです、私が英語の長文をすべて日本語にして読み上げたのにも関わらず、正当を出すことができないこともがいたのです。

日本語で問題を出しても正当を導くことができないのは、国語力の欠如が疑われます。

研究授業でも注目されやすい

学校では研究授業というものが行われます。1人の先生が授業を行い、複数の先生がその状況を観察するというものです。

私の経験上ではあるのですが、小学校においては国語の研究授業が他の教科よりも回数が多いように感じます。国語力が注目されているということもあるかもしれません。

研究授業を行う先生は、何日もかけて教材研究を行います。そして指導案を何日もかけて作成し本番に挑みます。

本番が終わると授業の反省を行います。授業を見ていた先生たちから様々な意見が飛び交います。国語科の場合、子どもたちの受け取り方で答えが変わってきたりすることがあります。確実な正解がないこともよくあるのです。

そこが難しいところでも面白いところでもあるのですが、反省会は授業者にとっては決して面白いものではありません。子どもたちの受け取りが千差万別であれば、大人の先生の受け取り方も千差万別です。

そのような状況の中で反省会が行われるため、かなり多くの意見が出てきます。しかしそれに対して正解もまた千差万別であり、難しいのです。

そのため、授業者はある程度の国語力をあらかじめ持っている必要があり、様々な意見に対して自分の考えをしっかり主張できるようにしておくことが大切だと思います。

反省会はほどほどに

研究授業の話をしたついでなのですが、いくらしっかりと準備をしても必ず意見が出てきます。

完璧な授業というのはないという年頭で行われますし、意見を必ず出さなければならないため、見学していた先生たちも無理やり意見を言ってきます。

もし授業者になったとしたら、「そういうもの」と捉えるようにしておいた方がよいです。主張すべきところは主張してよいとは思うのですが、ある程度は受け入れておかないと、正論だったとしても教育現場は縦社会ですので、いろいろ面倒だからです。

国語力を身に付けるような指導が重要

このように、国語というのは全ての教科に通ずるものであり、非常に重要な教科と言えます。ただし、他の教科に比べ退屈と感じてしまう子どもがいることも理解できます。

問題を解いているという実感が湧きにくい

個人的な意見ですが、数学や英語と比べ「解いている」という実感が抱きにくいのです。

それでも国語力を子どもに身に付けてもらうためには、国語を教える側の力量が問われることでしょう。

国語の大切さを伝え、面白さも伝え、それにより子どもたち自身が「国語って大切だ、国語って面白い」と思ってもらえるような指導が必要となってくるでしょう。

少しのアレンジで興味を抱くことも

そのためには、単に先生が黒板の前で説明している授業だけでは物足りないかもしれません。

たとえば桃太郎を現代版にするとか、グリム童話の本当の原作はこうだったとかを伝えるとか、古今和歌集と新古今和歌集を現代風にして違いを伝えるとか・・・方法はいろいろあると思います。

国語に関しては素人ですのでこのような考えしか出てきませんし、これらのような方法が正しいのかはわかりません。ただ言えることは、よくある一斉授業のようなスタイルでは、子どもの国語力を伸ばすのが難しいと感じました。

そのため、創意工夫をして子どもたちに「国語って面白い」と思わせられるような授業を展開できる能力も、これからの国語の先生には必要なのかもしれないと思います。

よくある質問

通信大学で国語の先生の教員免許は取れますか?

取ることは可能です。当サイトでは国語の教員免許が取れる7つの通信大学を紹介しています。

国語の教員になるために必要なことは何ですか?

どの教科の教員でも言えることですが、その教科のことが好きであることが大前提でしょう。またある程度、国語力が必要なのは言うまでもありません。例えるなら教えている学生が解くテストを9割前後は解ける能力は必要でしょう。

通信大学で国語の教員免許を取るのは難しいですか?

通信大学で国語の教員免許を取ること自体はそれほど難しいことではありません。その後、教員採用試験を受け合格するとなると、それなりの勉強量が必要となるのは間違いありません。

 



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【佛教大学 通信教育課程】19種類の教員免許と11種類の資格が取得できる通信大学

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保育士の資格

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聖徳大学では小学校教員免許や国語教員免許など、教育関係の教員免許が多数取得できる通信大学です。教員免許以外にも教育系の資格も複数取得することができます。学費が比較的安く人気の通信大学の1つと言えます。
博物館学芸員の資格

【日本大学 通信教育部】8種類の教員免許と2種類の資格が取得できる通信大学

「日本大学の通信教育部」では、社会や英語の教員免許、さらには司書教諭や博物館学芸員の資格を取得することができます。
司書教諭(学校図書館司書教諭)の資格

【法政大学 通信教育部】6種類の教員免許と4種類の資格が取得できる通信大学

「法政大学の通信教育部」では、教員免許では国語や社会(地歴公)、商業を、資格なら司書や図書館司書教諭などを取得することができます。
保育士の資格

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明星大学は数多くの教員免許を取得できる通信大学です。小学校教員免許や数学、英語など一般的な教員免許以外にも、美術、音楽、特別支援等も取得できる数少ない通信大学です。
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「大阪芸術大学の通信教育部 芸術学部」では、小学校、国語、美術などの教員免許のほか、建築士受験資格などの資格を取得できる通信大学です。西日本の芸術大学としてはかなり大きな規模となっています。
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