2026年度に、通信制の大学で中学校・高等学校の音楽の教員免許状を新たに目指せるのは、大阪芸術大学通信教育部です。
大阪芸術大学の音楽学科では、中学校教諭一種免許状(音楽)と高等学校教諭一種免許状(音楽)を目指せます。
ただし大学卒業者であったとしても、一律に短期間で取得できるわけではありません。入学区分、既修得単位、教育実習、介護等体験の予定によって、卒業と免許状取得までに必要な期間と費用は変わります。
音楽の教員免許が取れる通信大学
2026年度の募集情報を確認できる通信制大学では、大阪芸術大学通信教育部の音楽学科で、中学校・高等学校の音楽の一種免許状を目指せます。ほかの通信制大学で新たに音楽の普通免許状を目指せることは、当サイト調べでは確認できませんでした。
| 地域 | 大学名 |
|---|---|
| 大阪府 | 大阪芸術大学 |
一種免許状を初めて目指す人は原則として正科生として入学し、卒業に必要な単位と教職課程の単位を修得します。
すでに中学校または高等学校の教員免許状を持つ人は、科目等履修生として不足科目を修得する方法を利用できる場合があります。必要単位は、現在持っている免許状、在職年数、申請する都道府県によって異なります。
大阪芸術大学
| 目指せる音楽の教員免許状 | 中学校教諭一種免許状(音楽)、高等学校教諭一種免許状(音楽) |
|---|---|
| 学科 | 音楽学科 |
| 入学時に確認すること | 入学区分、既修得単位の扱い、教職課程の登録時期、教育実習校の確保、費用 |
音楽の教員免許を取得するまでの期間
大阪芸術大学通信教育部の3年次編入学は、公式に「最短2年で卒業・資格取得をめざします」と案内されています。4年制大学を卒業している人は3年次編入学の出願資格があるため、必要な単位を計画どおり修得できれば、音楽の教員免許状を最短2年で目指せます。
ただし、大学卒業者が全員2年で卒業・免許取得できるわけではありません。音楽学科では、3年次編入でも1・2年次配当の「西洋音楽の歴史と理論」「和声法1・2」などの履修が必要です。大阪芸術大学も、これらの科目のため卒業に3年間を要する場合があると案内しています。教育実習と中学校免許状に必要な介護等体験も、予定どおり進める必要があります。
大学卒業者・短大卒・高卒で入学区分が変わる
大阪芸術大学通信教育部は、音楽学科で1年次入学と3年次編入学の募集を行っています。3年次編入学の出願資格には、4年制大学卒業、短期大学または高等専門学校卒業、大学に2年以上在学して62単位以上を修得した人などが含まれます。
ただし、編入で卒業所要単位として認められた科目が、そのまま教員免許状に必要な単位として認められるとは限りません。過去に取った単位を引き継ぐ仕組みは、通信大学の単位認定で説明しています。卒業した大学、専門学校、外国の大学で取った単位の扱いは、出願前に大阪芸術大学通信教育部へ確認してください。
教育実習校を確保できるかを入学前に考える
教育実習は、原則として出身校または縁故のある学校で行います。学校側に受入義務はないため、受入先を確保できない場合は免許状を取得できません。教育実習の流れや依頼の時期は、通信教育の教育実習で確認できます。
中学校の音楽の一種免許状を目指す人は、原則として7日間の介護等体験も必要です。教育実習の履修条件や申込時期もあるため、仕事を続けながら学ぶ人は、実習に必要な日程を先に確認した方がよいでしょう。
費用は「23万円」だけでは判断できない
大阪芸術大学通信教育部の2026年度募集要項では、出願時に検定料15,000円、入学時に入学金30,000円と半期授業料100,000円から125,000円が必要です。音楽学科では、Web教材費も別途かかります。
教職課程を履修する場合は、教職課程履修費130,000円のほか、面接授業料、教材費、教科に関する科目の費用、教育実習や介護等体験に関する費用が必要です。入学区分と履修科目によって総額は変わるため、23万円だけで比較することはできません。
募集要項と納付金の案内で、入学時に払う額、年間の授業料、教職課程の費用、スクーリング費用、教育実習にかかる費用を分けて確認してください。
すでに教員免許状を持つ人は科目等履修生も検討できる
すでに中学校または高等学校の教員免許状を持ち、同じ校種で音楽の免許状を追加したい人は、教育職員免許法別表第4を使う方法があります。大阪芸術大学通信教育部の科目等履修生では、音楽について必要な科目を履修できる案内があります。
また、現職教員が上級免許状を目指す場合や、隣接する校種の二種免許状を目指す場合には、別表第3または別表第8が関係します。必要単位や在職年数は個別に異なるため、現職の人は勤務校所在地の都道府県教育委員会、現職ではない人は居住地の都道府県教育委員会で必要な単位を確認したうえで、大学へ相談してください。
初めて中学校・高校の音楽一種免許状を目指す人と、すでに別教科の免許状を持つ人では、選ぶ入学区分も必要な科目も異なります。自分がどちらに当てはまるかを先に決めると、募集要項を読み違えにくくなります。
音楽の教員になるまでに確認したいこと
音楽の教員免許状を取得するには、音楽学科の卒業に必要な学習に加え、音楽科指導法などの教職課程、教育実習を進めます。大学公式ページでは、クラシック音楽、コンピュータ音楽、ポピュラー音楽などを学ぶ内容として案内しています。
教員免許状を取得した後に公立学校の正規教員を目指す場合は、原則として採用を希望する自治体の教員採用選考を受けます。私立学校や非常勤講師の採用条件は学校ごとに異なります。教員採用試験も、免許状の取得と並行して情報を集めてください。
出願前に大阪芸術大学通信教育部へ確認する項目
- 中学校・高等学校のどちらの音楽免許状を目指すか
- 自分に合う入学区分と出願資格
- 既修得単位が卒業・教員免許状の単位としてどう扱われるか
- 教育実習校を確保できるか
- 教育実習、介護等体験、スクーリングに参加できる日程か
- 入学時・在学中・教職課程でそれぞれ必要になる費用
大阪芸術大学通信教育部の2026年度募集では、4月入学生と10月入学生の募集があります。募集期間や出願書類は入学時期で異なるため、出願直前に公式の募集要項を読み直してください。
