ここでは美術の教員免許が取得できる通信大学を紹介しています。
美術の教員免許を通信教育で取得できる大学は、全国的に少なかったのですが、近年になり増加傾向にあります。
美術の教員免許が取れる通信大学
種別 | 地域 | 大学名 |
---|---|---|
1種 | 東京都 | 明星大学 |
武蔵野美術大学 | ||
大阪府 | 大阪芸術大学 | |
岡山県 | 倉敷芸術科学大学 |
大阪芸術大学
教員免許 | 小学校、国語、美術、音楽、工芸 |
---|---|
資格 | 図書館司書、博物館学芸員、社会福祉主事、建築士 |
学費 | 23万円 |
明星大学
教員免許 | 小学校、英語、国語、数学、理科、社会、美術など |
---|---|
資格 | 学士、幼稚園、社会教育主事、司書、学校図書館司書教諭 |
学費 | 11万円 |
武蔵野美術大学
教員免許 | 美術、工芸、情報 |
---|---|
資格 | 博物館学芸員 |
学費 | 32万円 |
美術の教員免許取得でも実習は必要
美術の教員免許を取得する場合においても、教育実習と介護実習は必要となります。
介護実習に関しては、すでに他の教員免許を所持している場合においては免除されます。
美術教員の倍率は非常に高い
美術の教員免許を取得するのは通信制の大学でもできます。問題はそのあとです。
もし美術の教員免許を活かし、学校教育現場で働きたいということであれば、各都道府県が毎年行っている教員採用試験に合格しなければなりません。
たとえば静岡県の公立中学、高校の場合、以下のような倍率となっています。
受験者数 | 合格数 | 倍率 | |
---|---|---|---|
中学 美術 | 15 | 3 | 5倍 |
高校 美術 | 17 | 2 | 約8倍 |
そもそも他の教科と比べると受験者数自体が少ないのですが、採用人数が極端に少なく比較的倍率も高い傾向にあります。
あくまでも噂ではありますが、私立の教員を目指す場合、中学、そして高校の美術の教員免許があったほうが採用されやすいとのことです。確かにどちらか片方だけを持っている人よりも、使い勝手の良い両方の教員免許を持っている人の方が採用されやすいということは納得できます。