通信大学で単位を修得するためには、「レポート」・「試験」・「スクーリング」などをクリアしていく必要があります。
基本は「レポートと試験」の2つを合格することで、その科目の単位を修得することができます。
科目によっては「スクーリングとレポート」や「スクーリング」で単位修得することができます。
通信大学の単位の取り方 主に3つの単位修得方法がある
通信大学での単位を取得する方法は、主に以下の3つの方法となります。
単位を修得する基本は「レポートの合格」と「科目修了試験の合格」と考えてよいです。
もしなかなか合格できないレポートがある場合には、その科目をスクーリングで受講してみるとよいと思います。
単位を取りやすいのはスクーリング
3つの単位取得方法の中で、個人的に最も単位が取りやすい方法と思うのは「スクーリング」です。
スクーリングとは、直接先生から授業を受ける仕組みのことです。中学校や高校、大学での授業のような感じです。
スクーリングは直接授業を受けるため、かなりわかりやすく理解しやすいです。さらにスクーリングの授業中に大切なポイントを教えてくれます。
スクーリングの最後の授業で試験が行われるため、記憶も新しく直接授業を受けたということもあり、試験が解きやすくなります。
結果、今までレポートに苦労していた科目も合格しやすくなるのです。
単位取得のための基本的な流れ
通信大学で単位を取得するための基本的な流れをもう少し詳しくお話しします。。
通信大学での勉強の基本は「レポート作成」と「試験」です。この2つに合格することで単位を修得することができます。
その他にスクーリングで単位を修得することができます。
レポートを作成する
単位を取得するための基本的な流れとしては、届いた教材に沿って勉強しレポートを書いていきます。
レポートはインクのペン(ボールペンなど)を使い手書きで、約2000文字程度書きます。そのレポートを大学に提出します。
一昔前までは手書きでの作成が主流でしたが、近年ではタイプ打ちも可能となってきました。
※科目によって条件は異なります。
自分のペースで勉強でき、レポートを作成することができるところがメリットといえます。
しかしわからないことがあった場合、自分で調べる必要があるため、苦手科目に取り組む際には苦労してしまうかもしれません。
科目修了試験を受ける
レポートを書いて提出し合格しても、科目修了試験に合格しなければ単位を取ることはできません。
「レポートと試験の両方」に合格しなければならないのです。
レポートと科目修了試験のどちらかが先に合格していても問題ありません。
レポートの提出のタイミングに気を付ける
ただし科目修了試験の1カ月半前までに、対象となる科目のレポートを提出している必要があります。
もし提出したレポートが不合格で、科目修了試験が合格していた場合には、「仮合格」として受けることができます。
その際には、レポートだけ再び作成し再提出すればよいです。つまり試験をもう一度受ける必要はありません。
逆も同じで科目終了試験が不合格だったとしてもレポートまでやり直しということはありません。
1科目2単位~4単位
大抵、1つの科目の単位数は2単位もしくは4単位として認定されます。
これは科目によっても異なります。
- 2単位の教科は少なくて2つ、多くて4つのレポートを提出し合格しなければいけません。
- 4単位の教科は少なくて4つ、多くて8つのレポートを提出し合格しなければいけません。
そのため科目によってはレポート数が少ないこともありますし、多いこともあります。
スクーリングに参加したほうが単位は取りやすい しかしお金が別途必要
科目終了試験の代わりとなるのがスクーリングです。これは大学の長期休み、もしくは週末に行われています。
最近では全国各地でスクーリングがおこなわれるようになりました。もちろん本部を設置している大学でもおこなわれます。
スクーリングは有料 必修以外は参加の必要はない
スクーリングは基本的には有料です。そして必修スクーリング以外は参加しなくてもレポートと試験で単位を取ることはできます。。
そのため、なるべく安く単位を取っていきたいと考えるのであれば、スクーリングに参加しないほうがよいです。
ただし繰り返しになりますが、どうしてもレポートが合格できない科目がある場合には、スクーリングに参加したほうが理解度が増し合格しやすいです。
この辺りは自己判断となります。
スクーリングでの欠席や遅刻はNG
スクーリングは、欠席・遅刻は絶対にしない合格ように注意してください。
スクーリングの最後にはテストがおこなわれますが、出席さえしていれば単位を落とすということはありません。科目修了試験が苦手だという方にはオススメです。
しかし全ての教科がスクーリングとして開講しているわけではありません。またスクーリングを受ける際には6000円~7000円必要となってきます。
私自身もどうしても合格できない科目修了試験が3つほどあり、それをスクーリングで受講しました。結果あっさりと単位を取ることができました。
参照 通信大学のスクーリング
特別な単位 教育実習と介護実習
特別な単位として、教育実習と介護実習があります。
これらには科目終了試験やスクーリングがありません。その代わり、実技として教育実習なら学校へ、介護実習なら老人ホーム等の施設へ行かなければ行けません。
勿論レポートはあります。
教育実習の場合は4週間。介護実習の場合は1週間です。
明星大学の場合
教育実習に行くためには一定の単位数を取得してから出ないと行けません。また原則的に実習校は自分の出身学校となっています。しかし、あくまでも原則的なので受け入れ先がOKを出してくれれば、どの学校に行っても問題はありません。
実習に行く際には、大学へ実習の手続きを出す必要があります。実習へ行くための単位が揃っているのであれば1ヶ月以内に実習許可の通知を受け取れます。介護実習の場合、自分の行きたい施設への希望は出せません。大学が施設を選びます。
しかし、住んでいる地域の近くの施設をなるべく選択してくれますので、とんでもないところに行かされるということはありません。
しかし問題なのは、介護実習に行く届けを出すのが、実際に実習に行く約1年前だということです。申請を忘れてしまうと更に1年間延びてしまいます。
ちなみに、既に介護実習を受けたことのある人、もしくは、1997年までに大学に入学し教員免許を取得している人は介護実習が免除されます。新しい制度のためこのような形になっています。
参照 教育実習体験記
参照 介護実習体験記
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