通信大学(通信教育)で教員免許を取得することはできます。当サイトの管理人は、通信大学で小学校教員免許を取得しました。
通信大学で教員免許を取ったことで、その後の人生が大きく変わりました。同じような思いを多くの人にしてもらいたいという思いから、当サイトを運営しています。
私が通信大学で小学校教員免許を取得してから、かなり年月が経ちました。しかし通信大学はあまり一般的ではなく、どのように免許や資格を取るのか知られていないと思います。
そこで先生になるためには、どのように通信大学で勉強すればよいのか、そしてそもそもどのような免許や資格が取れるのかなどを紹介していきたいと思います。
- 通信大学で教員免許を取得することができる 社会人から先生を目指せる!
- 通信大学で教員免許を取得 通信大学で人生を変えられる
- スクーリングに行こう!通信大学でも直接授業を受けることが可能
- 通信大学で取得できる教員免許・資格
- 学費に注目して通信大学を選ぶ 通信大学によって学費は大きく異なる
- 通信大学が多くの人に選ばれる4つの理由 誰でもどこでも勉強ができる
- 通信大学でも必要となる「教育実習」と「介護実習」
- 講師体験記 学校で働いてみて分かったこと
- 各教科紹介 明星大学編
- 教育現場の実情を掲載 先生になる人が知っておきたい情報
- 現場教員から見た通信大学出身者
- 当サイトの管理人が実際に小学校教員免許を取得
- 社会人からでも教員免許は取れた
通信大学で教員免許を取得することができる 社会人から先生を目指せる!
先生になるのに遅いということはありません。いつでも通信大学で教員免許は取れるのです。つまり社会人になってからでも教員免許を取ることができ、先生になることはできるのです。
そのためには、通信制の大学で教員免許を取る必要があります。通信大学のメリットは、自分のペースで免許取得を目指せることです。
当サイト管理人は、大学を卒業した後に社会人として働きながら、通信大学で小学校教員免許を取得しました。
当サイトでは、通信大学での教員免許や資格の取得方法や管理人の体験談などを紹介しています。
通信大学で教員免許を取得 通信大学で人生を変えられる
スクーリングに行こう!通信大学でも直接授業を受けることが可能
直接授業を受けられる「スクーリング」情報や体験記を掲載しています。
スクーリングの最大の利点は、「科目終了試験を受けるよりも単位が修得しやすく、多くの仲間との交流もできる」ということです。
スクーリングは夏期、冬期、春期、週末とありますので、都合が合う時期には参加してみるのもよいでしょう。
通信大学で勉強するときの強力な武器 スクーリングの授業はわかりやすい
通信大学で取得できる教員免許・資格
通信大学では教員免許や資格を取得することができます。
通信教育で教員免許を取得することが出来る大学を大学別・教科別に紹介しています。
複数の通信大学を比較することが大事となります。私が通信大学を、学費と家からの距離、そして周りの人からの評判で選びました。
まずは通信大学から資料請求を取り寄せることから始めましょう。
学費に注目して通信大学を選ぶ 通信大学によって学費は大きく異なる
学費は通信大学を選ぶ上での大きな判断材料の1つとなります。
同じ教員免許や資格を取る場合において、通信大学によって学費は異なってきます。場合によっては同じ免許を取得するのに、2倍近くの開きがあることもあります。
初年度の学費 | 教員免許取得までに必要な学費 | |
---|---|---|
東京未来大学 | 約22万円 | 約60万円 |
明星大学 | 約17万円 | 約35万円 |
星槎大学 | 約40万円 | 約80万円 |
聖徳大学 | 約40万円 | 約52万円 |
玉川大学 | 約22万円 | 約40万円 |
創価大学 | 約30万円 | 約40万円 |
東京福祉大学 | 約26万円 | 約80万円 |
佛教大学 | 約21万円 | 約51万円 |
通信大学が多くの人に選ばれる4つの理由 誰でもどこでも勉強ができる
通信大学には非常に多くの学生が在籍しており、教員免許や資格の取得を目指しています。
とくに一度社会に出た社会人が進む道を変更するためや、キャリアアップのために通信大学を活用しています。働きながら資格を取得する行為は珍しいことではありませんし、私自身も働きながら通信大学で小学校の教員免許を取得しました。
ではなぜ多くの社会人が通信大学を選ぶのか。そこには社会生活に深く関わる理由があります。
通信大学でも必要となる「教育実習」と「介護実習」
管理人が教員免許を取るときに体験した「実習」の体験談を掲載しています。
講師体験記 学校で働いてみて分かったこと
通信大学で教員免許を取得し、小学校担任として教壇に立つことになった自身の体験談と、他の講師の方の体験談を掲載しています。
各教科紹介 明星大学編
私は明星大学で小学校教員免許を取得しました。その際に作成したレポートの「書き方や留意点」などを掲載しています。
レポートのテーマは定期的に変更してしまうので、参考程度にして下さい。
また、レポートの内容そのままを掲載することはできませんので、ご了承ください。
教育現場の実情を掲載 先生になる人が知っておきたい情報
先生になりたい夢を持って通信大学で勉強をし始める人は数多くいます。私のその一人でした。
しかし「実際に先生ってどのような待遇なのか」は、働いてみるまではわかりませんでした。
たとえばお給料ですが、明細を手にするまで自分がどのくらいのお給料をもらえるか知らずにいました。
ここでは、先生はどのような待遇であるのか、先生になるための教員採用試験、そのほか、教育に関する問題、教育現場で役に立つ教育用語などを紹介しています。
意外と知らない教員の実情 待遇や組織
教員は地方公務員のため、ある程度の収入は約束されています。そして多くの手当てが付きますし、休暇に関しても優遇されていると言えます。
地方公務員という性格上、学校は組織化されており現在でも年功序列の縦社会となっています。
教員は地方公務員です。そのためその身分は保証されています。実際にどのような待遇であるのかを紹介しています。
講師経験者の声 現場経験があるからこそ分かること
教員採用試験に合格しなくても、教員免許を持っていれば教壇に立つことはできます。とくに将来教員を目指す若い人や、一度退職した人などが講師として活躍しています。
そんな講師経験者の声を紹介しています。
学校の先生には教諭と講師がいます。教諭は教員採用試験に合格するとなることができ、講師は採用試験に合格していなくてもなることができます。
採用試験と教員免許の関係
正式な教員になるためには教員採用試験に合格しなければなりません。
教員採用試験で出題される問題の多くは、教員免許を取得するために勉強した内容とは違った内容のものばかりであり、専用に勉強する必要があります。
教員採用試験は各都道府県で問題が異なり、難易度もさまざまです。現役の大学生であれば大学在学中に試験対策を大学でおこないますが、通信大学で教員免許を取ると自分で対策をおこなわなければなりません。
教員になるためには教員免許を取ればよいだけではありません。各都道府県で行われる教員採用試験に合格しなければなりません。教員採用試験の倍率は試験を受ける地域で変わり、年々倍率が低くなっています。
最近の教育問題
ここでは、最近の教育事情について管理人が率直な感想を述べています。
毎日のように教育、子どもにかかわる事件やニュースが報道されています。大抵が、勝手な大人の都合に振り回され子ども達は不幸になっています。
子どもが巻き込まれるような事件が起こらない世の中になってもらいたいものです。
教員の不祥事が多い要因として6つの理由が考えられます。学校や学習塾経験が20年以上ある私が思うことをお話ししています。
教育用語 (281用語掲載)
教育現場には多くの「専門用語」が存在します。ある程度は知っておくことで、教員採用試験のときや教育現場に行ったときに役に立つことでしょう。
281用語掲載していますが、すべてを覚える必要はありません。もともと知っている言葉も多くありますし、学校で働いていれば勝手に身に付く言葉もあります。とはいえ、採用試験のためにも、多少なりとも覚えておくとよいかもしれません。
現場教員から見た通信大学出身者
現役の小学校の先生にインタビューを行い、通信大学で教員免許を取った人への思いをお話ししてもらいました。 社会人経験を積んでいる人は、それが大きな武器となるとのことです。
参照 現場教員から見た通信大学で教員免許を取得した教員 社会人経験は教育現場でとても役に立つ
当サイトの管理人が実際に小学校教員免許を取得
まず前提として、当サイトの管理人は通信大学で小学校の教員免許を取得しました。そして小学校で担任として勤務をしていました。
その経験をまとめたのがこのサイトです。
通信教育(通信大学)で教員免許や資格が取れる
はじめに伝えておきたいこととして、「通信大学で教員免許や資格を取ることが可能」です。そして取得した免許や資格は正規のものです。優劣があるわけではありません。
現場教員の中にも通信大学出身者はいる
学校で働く多くの教員は、一般的な四年制大学の教育学部に進学し教員免許を取得します。もしくは教育学部以外に進学して教員免許を取る方もいます。
そして各都道府県で行われる教員採用試験に合格することで正規教諭として教育現場で働き始めます。
これが学校の先生になるための一般的な流れといえます。
ところが教育現場で働く教員の中には、通信大学で教員免許を取得した先生もいます。
つまり大学在学中には免許を取っておらず、卒業後に教員を目指したりするケースです。
社会人として働きながら教員免許を取得するため、日中通学するような大学への進学は現実的ではありません。
そこで通信大学の出番となります。
大学出身者であれば、「教員免許を取得するために必要な単位のみ」を取得することで教員免許を取ることができるのです。
教員免許取得に必要な期間は最短2年
通信大学を利用すると、最短2年で教員免許を取得することができます
これは最終学歴が大学卒業の場合の話です。
ちなみに私は「2年半」かかりました。
仕事をしながら自分のペースで無理なく勉強し2年半だったため、決して悪くはないと思います。
ちなみに最終学歴が高校卒業である場合には、最短でも4年となります。
2年以内での取得はそもそも不可能!?
最短2年というお話をしましたが、どんなに一生懸命勉強したとしても、通信大学で2年以内に教員免許を取得するのは不可能だと思います。
単位を取得するためにはレポートと試験に合格しなければなりません。レポートはどんどん作成できますが、試験は1回で4科目までしか受験できません。
私は地方の会場で試験を受けていましたが、毎月試験があるわけではありませんでした。
そのため1年で最大限試験を受けたとしても約30科目ほどとなるかと思います。
さらに受験した試験すべてに合格することはかなり難しいと思います。
実習の影響で最低2年は必要
教員免許を取得するためには、教育実習や介護実習が必要となります。これらは行きたいときに行けるわけではありません。
教育実習先は自分で見つける必要がありますし、実習先の学校が受け入れ日を指定してきます。さらにそれまでに指定の単位数を獲得しておく必要があります。
また介護実習は実習の1年前に予約を取る必要があります。
このようなことからも、2年で教員免許を取得することは正直難しいと思います。
学費が抑えられ自分ペースで勉強ができるのが魅力
通信大学の大きな魅力は2つあります。
1つは「学費を抑えることができる」、もう1つは「自分のペースで勉強をすることができる」です。
学費は約50万円とかなり抑えられる
通信大学や取得する免許や資格にもよりますが、一般的な大学に比べ学費は大きく抑えることができるのは確かです。
たとえば私は明星大学で小学校の教員免許を取得しましたが、それに必要となったのは総額で約50万円ほどです。
この金額の中には、スクーリングに参加するときに必要となったスクーリング代金や、大学までの交通費、宿泊費も含まれています。
一般的な大学(私学)の場合。4年間にかかる学費は約400万円~約500万円とされています。通信大学で教員免許を最短で取得する場合には2年ですので、半分にしたとしても約200万円~約250万円となります。
つまり学費は4分の1~5分の1まで抑えることができるのです。
ちなみに以下に小学校の教員免許を取るまでに必要となる学費の例を紹介しておきます。
学費(例)
初年度の学費 | 教員免許取得までに必要な学費 | |
---|---|---|
東京未来大学 | 約22万円 | 約60万円 |
明星大学 | 約17万円 | 約35万円 |
星槎大学 | 約40万円 | 約80万円 |
聖徳大学 | 約40万円 | 約52万円 |
玉川大学 | 約22万円 | 約40万円 |
創価大学 | 約30万円 | 約40万円 |
東京福祉大学 | 約26万円 | 約80万円 |
佛教大学 | 約21万円 | 約51万円 |
この表からも分かるように、大学によって学費が異なることがわかると思います。
学費は異なりますが、取得できる教員免許は同じものとなります。
単位修得が目的 教員免許が取れるわけではない
当サイト内ではわかりやすいように「通信大学で教員免許が取れる」という表現をしています。
しかし正確にいうと「通信大学では教員免許を取るために必要な単位を取ることができる」となります。
単位をすべて取ったら教育委員会に申請を行います。すると教員免許が発行されるといった仕組みとなります。
ですから厳密にいうと通信大学では教員免許自体は取得できず、免許を取るための単位を修得できるのです。
自分ペースで勉強ができる通信大学
通信大学では自分のペースで勉強を進めることができます。
それは通信大学での勉強の多くは、レポート作成であるためです。
私の場合、塾でアルバイトをしながら通信大学で教員免許を取得していました。アルバイトの合間に少しずつ勉強を進めていきました。1週間でレポートを3つ~5つ作成するのを基本姿勢として、勉強を進めていました。習慣化してしまえばそこまで大変なことではありません。
調子がよい時にどんどんレポートを作成するようにしていましたが、あまり自分を追い込みすぎても性格上飽きてしまうため、無理をせず進めていきました。案外これは大事なことだと思うのです。
1つのレポートには約2000文字を手書きで専用のレポート用紙に書く必要があります。私はレポートの内容は一度パソコンに打ち込んでまとめていたので、文字制限も調整がしやすく、簡単に修正をすることができました。
自分のペースで勉強ができるというのは、自分で自分を管理しなければならないということにもなります。
自分から行動することが苦手であったり、自分の管理が苦手という人には向いていないかもしれません。
通信大学で教員免許を取得するための流れ
通信大学で教員免許を取得する際の流れは以下のようになります。
通信大学勉強する際には、大体このような流れになるかと思います。
文章として補足すると以下のようになります。
- 取得したいと考えている教員免許を扱っている通信大学を探す
- 通信大学から資料を取り寄せる
- 入学願書を提出する
- 入学許可通知が送られてくる
- 教科書やレポート用紙が送られてくる
- レポートや試験に合格し単位を取得
- 教育実習や介護実習に合格し単位取得
- 必要な単位をすべて取得できたら免許取得
以上が大まかな流れとなります。
必要な単位を取得していく 基本はレポートと試験
通信大学で教員免許を取るためには、必要な単位を取得していく必要があります。通信大学での単位取得の方法には何通りかあります。
基本的には通信大学から送られてきた教材(教科書)を読み、そこから学び取ったことをレポートとしてまとめていきます。そして科目修了試験を受けます。レポートと科目修了試験の両方に合格することで単位を取得することができます。
科目や単位数によりレポートの数が変わる
取得する科目によりレポートの数が変わってきます。たとえば2単位の教科の場合は、レポートを2つ~4つ作成することとなります。4単位の教科の場合はレポートを4つ~8つとなります。
あらかじめ言っておきますが、決して簡単に取得できるものではありません。それなりの量の本を読む必要がありますし、多くのレポートを作成する必要があります。さらに試験にも合格しなければなりません。
ただレポートも試験も、本をある程度でも頭に入れておけば合格できるものばかりです。科目によって難易度が高いものから低いものまでさまざまですが、個人的な感想で言うと、本当に難しかった教科は5科目ほどでした。それ以外はほどほどの勉強量で合格することができました。
ちなみに試験は1ヶ月~2ヶ月に1度、全国の主要都市で開催されます。つまりわざわざ大学まで行く必要がありません。
スクーリングを活用する 悩んでいた科目もあっさり解決
スクーリングを活用して単位を取得することも可能です。スクーリングとは直接授業を受けることです。
直接授業を受けることは全然理解度が違います。通信大学での学習は自主学習がメインとなります。スクーリングに参加すると、人に教えてもらうことがこれほどまでに違うのかというのを実感することができます。
スクーリングの最後の授業で試験が行われます。連続して授業を受けた後ですので、頭にフレッシュな状態で残っているため、合格もしやすいのです。
私の場合は、レポートは合格できるのに科目修了試験では全く手も足も出ない教科がありました。しかしスクーリングに参加したら、「こんなことで悩んでいたのか」というくらい、あっさりと悩みは解決し、試験に合格することができました。
教育実習・介護実習は必須
教員免許を取る上で教育実習と介護実習は必ず参加しなければならないものです。
たとえば小学校の教員免許の場合、教育実習には4週間参加する必要があります。これは連続4週間であり分割することはできません。
また介護実習は介護施設と養護施設へ実習に行きます。介護施設には5日間、養護施設には2日間。合計7日間の実習となります。
介護実習は教員免許を取る際の必修科目です。介護施設に5日間、養護学校に2日間実習を行いに行きます。
やはりこれらも連続して参加しなければなりません。
そのため、社会人が教員免許を取得するときに問題となるのは、これらの実習科目となるでしょう。これほどまで連続して休みを取り辛いためです。
社会人からでも教員免許は取れた
私は社会人になってから通信大学で教員免許を取得しました。
そして通信大学のスクーリングに参加すると、私と同じように働きながら教員免許や資格を取得している人は数多くいました。
私が勉強していた明星大学だけでも、約5000人の通信大学生が在籍していました。
つまり通信大学で教員免許を取ったり勉強すること自体は、決して特別なことではないのです。
私は教員免許を取得してよかったと思っています。
もしかしたら高校在学中に気づいていれば近道だったのかもしれません。しかし社会人になってから取得したことで、遠回りの分の経験が得られたと思っています。
これから何か勉強したいと思っている人は、通信大学という選択肢もあるということを知ってもらいたいと思います。