ここでは通信大学で教員免許を取得するときの流れを紹介しています。教員免許のみならず、さまざまな資格でもこのような流れとなります。
基本は通信大学に入学した後に届く教材を元に、各科目のレポートを作成。さらに試験を受ける。レポートと試験の両方を合格することで単位取得といった流れとなります。そして免許や資格取得に必要な単位数を取ることができれば、晴れて免許や資格が取得できるといった形です。
簡単な通信教育の流れ
私が受講していた明星大学では、1年間で1種教員免許を取得することは少し難しいかもしれません。かなり頑張れば話は別ですが。教員免許を取るためには、必要な単位をレポートで提出し、科目修了試験に合格しなければいけません。
基本はレポート提出と科目修了試験です。この2つに合格することで単位を取得できるためです。
その他に、教育実習と介護実習が必修となっています。もし既に中学校免許を持っている人が、小学校の免許を取得する場合には『介護実習』は免除されますが、そうでない人は必修となります。
教育実習も介護実習も「行きたいからすぐに行く」と言うわけにはいきません。受け入れ先に連絡をし許可を取り日程を組みその上で実習が開始されます。
実習(教育実習・介護実習)には気を付けてください
教育実習と介護実習は連続でおこなわなければなりません。
つまり例えば小学校免許を取る時の教育実習は4週間連続です。介護実習は社会福祉施設に5日間、特別支援学校に2日間連続で行くことになります。
この「連続」というのが社会人にとっては非常に大きな壁となります。
参照 介護実習に注意!
さらにたとえば教育実習ですが、自分で動いて教育実習先を探さなければなりません。通信大学側が探してくれるわけではありません。気を付けないと、いつまでたっても教育実習に行けず、結果として教員免許を取得できないのです。
そのため、実習についても何にしてもですが、自分からどんどん動くことが重要だと思います。もし少しでも疑問点があるようならば、通信大学に問い合わせた方がよいでしょう。通信大学の場合待っていて何かをしてくれるという考えは持たない方が良いと思います。
介護実習に注意してください
介護実習は、介護施設(社会福祉施設と養護学校)に1週間行き介護体験をすることになります。
ただし気を付けてもらいたいことがあります。それは実習の申し込みは、実際実習する一年前にすることです。
つまり、「2019年10月に介護実習に行きたいなぁ」と思ったら、「2018年の10月までに大学に申し込みをしないといけません」。
また、申し込み期間が1ヶ月間しかありません。何ヶ月も前に申し込むことができません。ですから、忘れっぽい人は特に気をつけてください!
※これは2010年時点の情報です。参考程度にして下さい。
急がずにじっくり免許を取得するのも1つの方法
また、最大で通信大学には6年~8年在学することが出来ます。なのでこの期間内に実習の単位を取得すればよいので、ゆっくり教員免許を取得するのも1つの手でしょう。それならば、実習の期間を気にすることはないと思います。
ただし多くの人はなるべく短時間で教員免許を取得したいと考えている方が多いと思います。そのような場合には、実習の申し込みだけは絶対に忘れないようにしましょう。
※ちなみに、介護実習の制度を取り入れたのは、あの有名な先の外務大臣だった田中真紀子さんらしいです。父の故・田中角栄の老後の世話をしているときに老人介護は非常に大事と感じたらしく、国会を去る前に残していった法案だそうです。