私は大学卒業後、通信大学で小学校教員免許を取得しました。
通信大学では仕事をしながら、免許や資格を取得することができます。そして大学を卒業した後にも、私のように通信大学で教員免許を取得することは可能です。
私が教員免許の取得を目指し始めたのが25歳の時です。その時すでに仕事をしていたため、仕事をしながら勉強し2年半で小学校教員免許を取得することができました。教員免許を取得してからは、私は教育関係の仕事に就き働いていました。働いていて思ったことは、「本当に通信教育で教員免許を取ってよかった」ということです。
そんな私の体験をこのサイトで伝えたいと思います。そしてここでは特に通信大学で勉強を始めるまで、そして始めてからの流れを紹介しています。
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通信大学で社会人になってからでも教員免許を取得することができる
通信大学を利用することで、社会人になってからでも教員免許を取得することができます。
あまり知られていないことかもしれませんが、現実的に可能であり私自身が大学卒業後、仕事をしながら通信大学で教員免許を取得しました。そしてこれは決して珍しいことではなく、非常に多くの人が通信大学を利用して教員免許を取得しています。
通信大学は一般の大学に併設されている
通信大学というのは一般的な大学に設置されていることが多いです。
たとえば明星大学ですが、ここで私は教員免許を取得しました。明星大学は東京日野市にある大学であり一般の学生も在籍しています。一般の学生が在籍しているのですが、一方で通信大学も行っているのです。関西で有名な佛教大学もそうです。そのほか、たとえば早稲田大学や慶応大学にも通信教育部が設置されています。
要するに大学によっては「通学部」と「通信教育部」が存在し、高校を卒業した多くの学生が行っているのが「通学部」です。一方、一度大学を卒業し働きながら資格を取りたい人が行くのが「通信教育部」です。
通信大学の場合、一般的な大学よりも学費が圧倒的に安いという点が大きな魅力となっています。
通学部 | 通信教育部 |
---|---|
直接大学に通い授業を集団で受けるスタイル。一般的に高校を卒業した人たちが通ういわゆる「大学」。 | 自宅でレポートを作成し単位を取得していくスタイル。直接大学で授業を受けなくても免許や資格が取得できる。社会人が働きながら通っていることが多い。 |
参照 通信大学の学費
通信大学で取得した教員免許は同じ 優劣はない
気にする人が多いのですが、一般的な大学でも通信大学でも、取得できる教員免許は全く同じものです。優劣はありません。
通信大学で取得した教員免許だから、教員採用試験に不利に働くとか、学校現場で不利な扱いを受けるとか、そのようなことはありません。
教員免許を取得するためには、専用の学ぶべき知識があります。つまり科目です。通信大学ではそれらを勉強し単位を修得することで教員免許を取得することができるのです。
教員免許の種類
一般的に教員免許は3種類に分かれています。1種、2種、専修です。
多くの現場教員が持っているのが1種教員免許状です。少数派ですが2種の教員免許を持って現場で活躍されている先生もいます。とくに変わりはないのですが、初めに2種を取り、プラスアルファで科目の単位を取得すると1種免許を取ることができます。
また2種で学校現場で働き始めた後に、1種免許の取得を促されることはよくある話です。そのため、学校で働きながら1種免許を取得しに来る先生方もいます。
参照 教員免許の種類
通信大学での免許取得期間は最短2年
通信大学で教員免許を取得する場合、最短でも2年必要となります。
私の場合は小学校の教員免許を2年半で取得しました。
ただしですが、これは人によって異なります。つまり最短取得期間が2年というのはこれ以上短くすることはできません。そして人によって異なる理由としては、全く教員免許を持っていない状態で通信大学での勉強を始めるか、もしくは何かしらの教員免許を持っていて勉強を始めるかなどによって異なるのです。
もしくは最終学歴によっても異なってきます。最終学歴が高校卒業なのか、短大卒業なのか、4年制大学卒業なのかです。
私の場合は4年制大学を卒業しており、教員免許は何も持っていない状態から初めて2年半でした。もっと頑張れば2年で取得できたというわけですが、2年より短い時間で取得することは不可能です。
また最終学歴が高校卒業の人の場合、最短取得期間は4年となります。
通信大学で教員免許を取ってみて思ったこと
通信大学で教員免許を取得してみて、個人的な意見としては、「とても良かった」です。
そもそもですが勉強自体あまり好きではありませんし、レポート作成や科目修了試験は正直面倒です。おそらく誰もが同じことを感じていると思います。しかしそれらを乗り越えた後に待っている未来があまりにも大きな可能性があると思いました。
私に限って言うと教員免許を取得することができたため、学校現場で担任として働くことができました。またこのサイトを運営することで、多くの人に情報を届けることができています。
2年半、周りの人とは少し違った道に進み勉強したことにより、その先の人生が大きく、それも良い方向に変わったと思っています。そのため現在社会人で「今から教員になりたいな。でも教員免許持っていない。」という人は、通信大学を検討してみてはいかがでしょうか。
通信大学の学費はかなり安い
通信大学の学費はかなり安く設定されています。
選ぶ通信大学によって設定されている学費の金額は異なるのですが、たとえば教員免許取得までに50万円前後で取得することが可能です。
小学校教員免許取得までの学費
たとえばですが、私が取得した小学校教員免許を取得するまでに必要となる学費を以下に掲載しておきます。
大学名 | 初年度の学費 | 免許取得までに必要な学費 |
---|---|---|
東京未来大学 | 約22万円 | 約60万円 |
明星大学 | 約17万円 | 約35万円 |
星槎大学 | 約40万円 | 約80万円 |
聖徳大学 | 約40万円 | 約52万円 |
玉川大学 | 約22万円 | 約40万円 |
創価大学 | 約30万円 | 約40万円 |
東京福祉大学 | 約26万円 | 約80万円 |
佛教大学 | 約21万円 | 約51万円 |
一般的な私立の大学であれば、1年間の学費が100万円~150万円というのはよくある話です。4年間ではその4倍となります。ここで例に挙げた学費は総額の学費です。免許を取得するまでに必要となる学費ということです。
大学によって異なりますし、スクーリングをどのくらい取るのかによっても異なってきますが、かなり安く設定されていることに間違いはありません。