スクーリングや通学が不要な通信制大学を一覧で紹介しています。
通信制大学の中には、まったく大学に行くことなく資格が取れるようなシステムを整えているケースがあります。
一般的に通信大学では在宅学習のほかにスクーリングとう直接授業を受けなければ単位が取れない科目があります。
ところが中には大学卒業資格である「学士」であれば、一度も大学に行くことなく取得可能な通信大学もあるのです。
Contents
通学やスクーリングが不要な通信大学はある
通信大学の中には「通学」や「スクーリング」が不要な大学もあります。
つまりは「通信大学に行くことなく免許や資格を取ることができる」場合があるのです。
参照 通信大学のスクーリング
スクーリングが障害となることも
通信制大学で免許や資格を取る上で大きな障害となること、それが「スクーリング」です。
スクーリングとは、大学や指定された施設、そして近年ではインターネットを利用して授業を受ける必要があります。
通信大学での勉強は、基本的には自宅で自分一人で勉強する(レポートを作成)ことです。つまり勉強は自分の好きなタイミングで行えるわけです。
しかしスクーリングは、開催される日程が決まっています。よって、まとまった時間を確保しづらい忙しい社会人にとっては、通信大学で勉強をすることの大きな障害になってしまうのです。
社会人はまとまった休みを取りづらい
多くの通信大学生は、社会人として何かしらの仕事をしながら勉強しているケースが多いです。
そのためまとまった休みを、それも連日確保することは難しいのが現実でしょう。
「スクーリングさえなければ通信大学で勉強して大学卒業資格やその他の資格が取れるのに・・・。」
そう思われている方は多いかと思います。
ところが通信大学も年々進化を続けており、スクーリングを受講しなくても資格によっては取得できるようになってきたのです。
スクーリングなしのイメージ
まず、通信大学での単位修得の仕方は以下のような感じとなっています。
※紹介している図は単純化したものです。
まずレポートや科目試験は通信大学では大前提と考えてください。
基本的に「レポート」を作成し合格、さらには「科目試験」の合格が必要となります。2つ合格することで単位が修得できるといった感じです。
ところが科目の中には、「レポート」+「スクーリング」で単位修得、または「スクーリング」のみで単位修得というケースもあるのです。
そのため、通信大学に直接行く、もしくは通信大学が指定した施設に行って授業を受ける必要がありました。働きながらの社会人にとって一番のハードルとなっていたのです。
ところが年々スクーリングの方法が変化してきたのです。
さまざまなスクーリング
今までは「大学」か「会場」に行って授業を受けることがスクーリングでした。しかし「インターネット」を利用してスクーリングに参加することができるようになってきました。
さらに「スクーリング自体が不要」というケースも増えてきたのです。
※ただしすべての通信大学と言うわけではありません。またすべての資格や免許ということでもありません。
通学不要な通信大学で取れるのは「大学卒業資格」
通学不要な通信大学はありますが、そこで取れる資格は「大学卒業資格」である「学士」です。
当サイト調べでは、教員免許やそのほかの資格を取得する場合にはスクーリングが必修となってきます。
とくに教員免許でいうと、スクーリング以外にも教育実習や介護実習が必要となってきます。これらに参加しないで教員免許を取ることはできません。
一番のおススメは「サイバー大学」 通学不要の通信大学
当サイトで一番のおススメのスクーリングのない(通学不要)通信大学は「サイバー大学」です。
「聞いたことがない、ちょっと不安・・・。」
と思われるかもしれませんが、文部科学省の認可を取っている正真正銘の通信大学です。
入学者には無料でipadを貸し出してくれ、通勤時間や仕事の休憩時間など、ちょっとした空いた時間に授業を視聴することができます。勿論、お手持ちのスマホでも同様のことが可能です。
また、授業料も通常の国立大学の約半額というのも人気の理由の1つです。
サイバー大学の紹介動画です。通学不要で大学卒業資格が取れるのは大きなメリットです。
通学やスクーリングが不要だと通信大学のハードルは下がる
大学に行く必要がなくなることで、通信大学で学習することのハードルがものすごく下がります。
そもそも通信大学に通う人の目的は以下の2通りです。
- 資格や免許を取得する
- 大学卒業資格(学士)を取得する
通信大学で勉強をする場合、資格や免許を取得する場合にはスクーリングが必修となるケースが多いです。
ところが「学士」、つまり「大学卒業資格」の取得を目的とする場合には、スクーリングが不必要となるケースも出てきたのです。たとえば先ほども紹介したサイバー大学です。
完全に通学やスクーリングをナシにすることは可能!
サイバー大学であれば、完全にスクーリングをナシにすることができます。
繰り返しになりますが、大学卒業資格である「学士」を取得するために通信大学に通うのであれば、「スクーリングがない」通信大学が存在します。
もちろんスクーリングがなくてもしっかりとした大学ですし、そこで卒業すればしっかりとした大学卒業資格を得ることができます。
そのため、「働きながら通信大学で勉強して大学卒業資格を取る!でも、会社でまとまった休みは取れない・・・。」と言う人は、スクーリングがない通信大学を選ばれるとよいかもしれません。
すべての通信大学がスクーリングなしというわけではない
ただしどの通信大学でもスクーリングがないというわけではありません。
一般的に通信大学で勉強するということは、少なからずスクーリングに参加することになります。スクーリングがないことが少数派なのです。
そのため日頃忙しくなかなかまとまった時間を自由に取得できない環境である場合、自分が入ろうとしている通信大学では「スクーリングが必修なのかどうなのか?」を事前に確認する必要があります。
スクーリングがないこと必ずしもプラスではない
個人的な見解ですが、スクーリングがないということが必ずしもメリットであるとは正直思いません。
これは私自身が、通信大学で教員免許を取得したことを前提としての話です。
スクーリングに参加したからこそ取れた単位がる
私の場合、スクーリングに参加したからこそ取れた単位があります。
何度レポートを提出しても、そして試験を受けても合格できない科目がありました。しかし大学に行き直接授業を受けることで簡単に理解することができ、レポートにも試験にもあっさり合格することができたのです。
また、スクーリングに行ったからこそ多くの人と出会い、モチベーションを保てたという経験があるためです。
通信大学での勉強は、一人での学習です。中学や高校のように同級生が周りにいるわけではありません。失われそうになるやる気を維持し続けるのは意外と大変です。
ところがスクーリングに行ったことで周りに自分と同じ状況の人がいると認識できました。これによりモチベーションを保てたのです。
一般的な大学と通信大学を比較
まず一般的な大学と通信大学を比較してみたいと思います。
一般的な大学
一般的な大学の場合、大学に通学し授業を受け、試験に合格し単位を取得していきます。
大学に行き、周りの人と同じ行動をしていれば何とかなってしまうことが多いです。
通信大学
通信大学の場合、自宅でレポートを作成し、試験を自分で受けに行き、レポート都市圏の両方を合格することで単位を取得できます。
基本的には1人で勉強をしていくため、周りの人の動きが分かりません。自分で自分を管理する必要があります。
- 一般的な大学は、大学に行っていることで大学側に管理してもらえる
- 通信大学は自分で自分のことを管理し続けなければならない
自分のことをしっかりと管理でき、一人で勉強することが全く苦にならないというのであれば、「スクーリングなし」が選択できる場合には選択しても良いと思います。
苦手な教科はスクーリングで直接授業
通信大学の基本は、レポートと科目修了試験に合格することで初めて単位として認められます。
私の場合、どうしても合格できないレポートと科目修了試験が3科目ほどありました。苦手意識を持っていた科目だったため、要領を掴めなかったのかもしれません。
そこでスクーリングに参加し、直接授業を受けることにしました。するとあっけないほど簡単に悩んでいたポイントを解決することができました。
スクーリングの最後が試験
スクーリングの最後に科目修了試験となります。(※科目によって異なる可能性はあります。)
直前に勉強した内容が出題されるため、内容が頭に残っておりい、非常に問題が解きやすかったです。
そういった意味では苦手教科ほどスクーリングに参加したほうがよいと思います。
- 難しかった試験に簡単に合格できた
モチベーションを保つのが実は難しい
通信教育の勉強は自主勉強です。
自分で計画的に勉強を進めていく必要があります。時折やる気が無くなってしまう日もあります。学校のように周りに同じことをしている人たちがいるといった環境があるのなら、勉強しやすいかもしれませんが、そうではありません。
ところがスクーリングに参加すると、同じ目的を持った人が沢山集まってきます。こんなにも自分と同じ状況の人がいるのかと知る一方、自分も頑張ろうという気に自然とさせられます。
通信大学での勉強において何よりも重要なのは、モチベーションを維持することです。そのため、自分と同じ状況の人たちと一緒に短い期間でも同じ場所で勉強することができる環境であるスクーリングに参加する意味は大きいと思います。
- 一人での勉強に慣れていないとモチベーション維持が難しいかも
- モチベーションの維持ができる人であれば、通信大学での勉強はそんなに難しくないと思う。
通学・スクーリング不要は人によって良くも悪くもある
スクーリングがなく、通信大学に行かずとも大学卒業資格を取れるというのは、非常に魅力的であり画期的なことだと思います。
魅力的に思えますが、ここまで話してきたようにデメリットとなる可能性もあります。
個人的な意見としては、スクーリングが設置されている通信大学を選んだ方がよいと思います。自分自身が良い体験をしたためです。
ただし、どうしてもスクーリングに参加する時間を確保できないということであれば、スクーリングなしの通信大学を選択するとよいでしょう。
学校に行く機会があると情報を収集することができる
学校に通学していたり、時折スクーリングで大学に行くことで、周りの情報を得ることができます。
- 今どのようなことをしたら良いのか?
- 周りの学生はどのように勉強しているのか?
- 次はどの科目を勉強したらよいのか?
- 書類の提出はいつまでに行えばよいのか?
これらのことを大学に行く機会があれば情報として得ることができ、自分の勉強の進みなどをチェックすることができるのです。
しかしそうではない場合、自分で管理をしなければなりません。
自分を管理するということは、自分で道を作っていくことです。誰かが作ってくれた道を歩く方が全然楽です。
たとえばレポートの提出期限を把握しなければなりません。試験の申し込みを把握してなければなりません。実習があるのなら、実習の手続きを行なわなければなりません。
これらだけではなく、すべて自己管理にかかっています。もしこれらを忘れてしまった場合、免許が取れる時期が遅くなってしまうことに繋がります。どんどん時期が遅くなってしまうと、いつの間にかやる気も落ちかねません。
モチベーションの維持が難しい
たまにでもよいとは思いますが、自分と同じ状況の人たちの中に入ることは、モチベーションを維持する効果があると思います。
私の場合もそうでした。スクーリングに参加してみて、自分と同じように通信大学で勉強している人がいるということを実感できました。
普段は1人でレポートを作成しています。はじめはやる気もあり、どんどんレポートを作成していくものですが、そのペースは時間が経つとともに少しずつ落ちてしまっていました。もし身近に同じように通信大学で勉強している人がいるのなら、少しは気持ちも変わるだろうと何回も思ったことがあります。
結果として「自分で選んだ道だから頑張ろう」といつも自分に言い聞かせていたのですが、そんな人ばかりではないことでしょう。つまり一人で勉強するということは、意外にもモチベーションの維持が難しいと思うのです。
向き不向きがあるかもしれない
スクーリングがないことは、ある人にとっては大きなメリットとなりますし、ある人にとっては大きなデメリットになるかと思います。
もし計画的に勉強をすることができるという自信があるようならば、通学不要の通信大学で勉強してみるのもよいかもしれません。
ただし私の場合は、スクーリングに2回参加しましたが、良い思い出ですし参加してよかったと思っています。