ここでは、『学校心理士』の資格を取得できる通信大学を紹介しています。
学校心理士の免許が取れる通信大学
地域 | 大学名 |
---|---|
千葉県 | 聖徳大学 |
学校心理士の資格を取得できる通信大学は、聖徳大学の大学院だけです。
学校心理士の仕事は、学校で生活を送る子ども達が直面する問題に対して、直接支援を行うことを目的としています。
現在の学校では様々な問題が取りだたされています。「いじめ」「不登校」といった学校で起こる問題に悩み子ども、保護者に対しカウンセリングや直接支援を行っていきます。
その他、「ADHD(注意欠陥多動性障害)」や「LD(学習障害)」といった問題を抱えている子どもや保護者に対しても、カウンセリングや直接支援を行っていきます。
また、子どもや保護者だけでなく、教師や学校に対しても、学校心理学のスペシャリストとしてか関わっていきます。
資格だけでなく人間力も必要
あくまでも個人的な意見ではありますが、子どもの心に近づく資格である学校心理士は、その人自身の人間力も重要なものになってくるかと思います。
「人間力」
一言で言っても難しいとは思いますが、たとえば多くの人と接する経験を持っているであったり、さまざまな事柄に接する経験であったり、なんにせよ「幅広い経験」が必要だと思います。
人の喜怒哀楽に興味関心を従来から持っていることも大切なのではないでしょうか。
つまり学校心理士になるための勉強だけをして資格を取ったとしても、結局は机上の空論となってしまいます。資格は確かに大切であり、必要なものではあるのですが、それはあくまでも最低条件であり、結局は人間力が大切だと思うのです。
子どもだけではないその背景にも注視すべき
学校心理士の仕事として、子どもだけに接すればよいのかというと、そんなことはありません。子どもに関わるということは、その後ろには保護者がいます。保護者との円滑な関係性を築けなければ、子どものためにもならず、さらには後にトラブルに発展する可能性もあります。
保護者だけではありません。その子どもの学級担任、その他の教職員、学校関係者とも常日頃から情報交換を行なうとともに、関係を築く必要があります。
この「関係」つまりコミュニケーションを上手くとらないと、些細な問題が大きな問題となってしまうことがあるのです。大人から見ると些細な問題も、子どもからすると大きな問題ということもあります。そのちょっとしたことをコミュニケーション不足で見逃してしまうこともあります。
このように「学校心理士は資格を取ったからよい」というわけではなく、そこから先、どのように子どもを助けることができるのかが重要な役割となります。