通信大学の試験はオンラインで受験可能な場合もある e-ラーニングの導入が増加傾向

通信大学の定期試験を自宅で受験 e-ラーニングの導入が増加傾向 通信大学で教員免許を取得 通信大学で人生を変えられる

通信大学の勉強は、レポートと試験の2つに合格することで単位が修得できるといったものが基本となります。

そして試験は、試験会場が設けられておりそこにいって受験します。

しかし通信大学や取得する免許や資格によっては、オンラインで試験を受けることも可能となっています。

今回は東京未来大学の話を例にして話していきたいと思います。

基本は試験会場でのペーパー試験

一般的に「科目修了試験」または「定期試験」は、通信大学のメインキャンパスであったり地方に設けられた試験会場に行って受験をすることとなります。

通信大学では、「レポートと試験の両方」に合格することで、単位を取得できるようになっています。

しかし最近では、試験会場に行かなくても、自宅で試験を受けることのできるケースも増え始めています。今回は「東京未来大学」にスポットを当てて紹介してみたいと思います。

東京未来大学は2007年に開校された、通信大学の中でも比較的新しい大学です。

そのためか、今までの通信大学にはない新しいシステムを次々に導入しています。

自宅のパソコンで試験が受けられる

東京未来大学の場合、「CoLS」というシステムを導入しています。

これはパソコンを利用することで24時間受験可能という方法です。これにより試験会場に行かなくても科目試験を受験することができます。

また通信大学の試験はたいていの場合、週末に行われます。中には週末に時間を取れないという人もいることでしょう。

ところがこの方法であれば、自分の好きなときに試験を受けることができます。

オンライン試験だから楽ということはない

たとえば放送大学のWEB単位認定試験の場合です。

まず試験期間内であれば24時間いつでも試験を受けることができます。

ところが1つの科目の試験は1度しか受けることはできません。一時停止はできませんし、1回しか受験することができません。

オンラインの受験だから時間をかけて解けばいいということはありませんし、何度でも解けばいいというわけにはいきません。

限りなく実際にペーパー試験を受けている状況と近くしているということです。

そのため、ある程度は勉強していないと単位を取ることはできません。

通信大学によりシステムが異なる

今回、東京未来大学と放送大学を例として出しました。

他の大学でもオンラインで試験を受けられるようになってきています。また一部だけオンラインで受験できる場合もあります。

通信大学によって異なるということです。

たとえば一度も通学することなく大学卒業資格を取れるサイバー大学でも、Cloud Campusというシステムを利用して試験を受けることができます。ただし科目によってはレポート形式のテストもあります。

経験談

ペーパー試験を受けた経験のある私からいいますと、通信大学の試験は決して簡単ではありません。

とはいえ難しすぎるといったこともありません。

あくまでも科目によりますが、レポートを書いている段階で「苦手」と感じたら、ある程度の勉強はしておいた方がよいと思います。

e-ラーニングでできるいろいろなこと

通信大学は何かしらの形で「e-ラーニング」を導入しています。

つまりインターネット上の勉強システムのようなものです。それを使って勉強の管理をおこなったり、試験を行ったりすることができるのです。

通信大学が導入しているシステムはそれぞれ異なります。

たとえば東京未来大学が導入しているシステムでは以下のようなことが可能です。

便利なシステム一覧

  • 交流掲示板活用
  • 成績確認
  • メディア授業
  • 履修登録
  • 教材注文
  • シラバス閲覧
  • 副教材ダウンロード
  • 手続き書類ダウンロード
  • 申込書ダウンロード

この中でとくに便利だと思うのは「交流掲示板」「メディア授業」だと思います。

交流掲示板

交流掲示板では分からないことを担当の教員に質問することができます。

私が通信教育をしていた時には分からないことがあったら質問内容をレポート用紙に書き、通信大学に郵送していました。その後しばらくして回答が返ってくるわけです。

つまり質問から回答までもの凄くタイムラグありとても嫌でした。

また担当教員によっては読めないような文字で回答をしてくる方がいて、困ってしまったことがありました。読めないような文字というのは字のクセが凄くて読めないといったものです。

そういった点においても交流掲示板を利用することで、幅広い意見を聞くことができますし、文字が読めないと言ったこともありません。

メディア授業

通信大学は一人での学習が基本となります。気楽でよいのですがレポートや試験のポイントとなる部分が見つけづらいことが多々あります。

授業を受ける機会はスクーリング位のものです。スクーリングを受けたほうがポイントを押さえて教えてくれるので、教科に対する理解度は高くなります。

同じようにメディア授業もポイントを押さえて教えてくれるので、理解度は高くなりレポートや科目試験の合格率は高くなることでしょう。

e-ラーニング

e-ラーニングをおこなうためにはインターネットデバイス(PC・タブレット・スマホ)の条件を整える必要があります。

東京未来大学
推奨OS Windows
Mac OS
対応ブラウザ Google Chrome最新版(*1)
Microsoft Edge Chromium 最新版(*1)
Safari 最新版
ソフトウェア Microsoft Word / Microsoft Excel / PowerPoint
Adobe Reader 最新版
通信回線 3.2Mbps/1.8Mbps(アップ/ダウン)程度のインターネット回線
WEBカメラ 1280×960(120万画素)程度のWEBカメラを有していること

これを見ても分からない方もいるとは思います。

普通に販売店で売られているパソコンなら大抵対応しています。

オンライン授業などで顔を出したりすることもあるため、インターネット回線の速度はある程度安定している方がよいでしょう。

個人的なおすすめではあるのですが、パソコンはWindowsのパソコンの方がよいかと思います。

ちなみにこれらの条件を満たすパソコンは、10万円行かなくても購入することは可能です。ただしワードやエクセルを入れるとなると、それだけで2万円前後は必要になるかと思います。

ちなみに過去は以下のようになっていました。

※東京未来大学と人間総合大学の場合

東京未来大学 人間総合大学
推奨OS Windouws Vista/7/8 Windouws Vista/7/8
対応ブラウザ Internet Explorer 8.0以上/FireFox 3.6以上
※Safari、Chromeはサポートなし
Internet Explorer 8.0以上
ソフトウェア Microsoft Word
Microsoft Excel
※オープンオフィス(無料ソフト)は基本的に使用不可
Adobe Reader最新版
Adobe Flash Player最新版
Flash Player 11.1.102.62以上
Windows Media Player 9.0以上
解像度 1024×768以上 1024×768以上
通信回線 ADSL、光回線等

※東京未来大学では「Microsoft Word、Microsoft Excel」とあります。そのためオフィスソフトの導入が必要となる可能性があります。

自宅受験はカンニング可能 問題はそこではない

「自宅受験はカンニングが可能なのでは?」

このような意見をネット上で見ました。

何をカンニングというのかにもよりますが、可能といえば可能でしょう。

しかしスクーリング終了時に行われる試験は持ち込み可能です。ではそれはカンニングなのか?というとそのようなことはないと思います。

スクーリング終了時の試験

通信大学で行われる「スクーリング」ですが、スクーリング終了後に試験があります。

すべてのスクーリングにおいて言えるかわかりませんが、私が受けたスクーリング終了後の試験は「持ち込み可能」でした。

つまりスクーリング中に勉強で使用したノートを見ながら試験に挑んでよいということです。

参照 通信大学の科目修了試験についての質問

 

一般的な大学でも持ち込み可能な試験はあります。何かしらの持ち込みが許可されている試験は、世の中にはたくさんあります。

「では全員が高得点を取れるのか?」

というとそんなことはありません。

スクーリング終了時の試験は、スクーリング中の授業をしっかり聞いていれば問題なく解くことができます。

しかししっかり聞いていなければ、何を持ち込んだとしてもしっかりとした回答を導き出すことは難しいでしょう。

そのためスクーリングには参加する必要があります。そして授業内容を把握する必要があります。持ち込み可の試験は言うほど楽ではありません。

結局実力は身に付かない

楽して免許や資格を取ろうとする気持ちはわかります。

しかしそれでは、もしそれらの免許や資格を活かして現場に出たときには全く役に立ちません。

知識があるのかないのかは、現場で何年も働いている人からはするとすぐにわかってしまいます。

そして「使えない」というレッテルが貼られてしまうだけです。

よって、もしネットで通信大学の試験を受験する際には変に楽を使用とは考えず、実力で臨んだ方がよいと思います。

e-ラーニングを導入している他の通信大学(2018年加筆)

e-ラーニングは最近では多くの通信大学が導入しています。e-ラーニングの導入により、持っているインターネットデバイス、つまりパソコンやスマホなどで授業を受けることができるようになりました。授業は録画されており、自分の空いている時間で見ることができるといった仕組みです。

これにより大学にもより取得する資格にもよるのですが、大学に行かなくても大学を卒業できるようになりました。

たとえばサイバー大学はその分野では有名で、一度も通学せずとも大学卒業資格を取ることができるとして有名です。

参照 ネットだけで卒業できる大学 通信大学なら大学に行かずに大学卒業資格が取得できる

 

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