通信大学の科目終了試験とは単位を取るための試験

通信大学の科目終了試験とは単位を取るための試験 通信大学で教員免許を取得 通信大学で人生を変えられる

科目終了試験とは通信教育で単位を取るための試験です。

通信教育では各教科の「レポート制作」とそれに対する「試験」もしくは「スクーリング」の2つが合格して初めて単位取得となります。

つまりレポート作成だけで単位を修得することはできません。同じように試験に合格するだけで単位を修得することはできません。

両方の合格が必要となるのです。

参照 通信大学の科目認定方法

 

ここでは私が教員免許を取得した明星大学を例にとって話していきたいと思います。

試験日程 毎月あるわけではないので注意

科目終了試験の試験会場は明星大学本校だけではありません。

各都道府県に会場が設けられそこで試験が行われます。これはその他の通信大学でも同じことが言えます。

試験は決められた月に行われます。(毎月あるわけではありません)

試験の日程は、毎月大学から送られてくる「めいせい」に掲載されているので参考にしてください。

試験月 2月・4月・5月・6月・8月・10月・11月・12月
レポート提出期限 12/15・2/15・3/15・4/15・6/15・8/15・9/15・10/15
受験申し込み期限 1/15・3/15・4/15・5/15・7/15・9/15・10/15・11/15

試験の日程は第1土曜日か第2土曜日が多いです。

ここで気を付けてもらいたいのは試験を受けるためにはレポートを提出しておく必要があるということです。

試験は計画的に

たとえば4月に試験を受ける予定を立てたとします。

するとその試験科目のレポートの提出期限は2月15日となります。試験の申し込みはその1か月後までとなります。

そのためレポートをどんどん提出していかないと、試験を受けることが出来なくなってしまいます。

レポートをどんどん提出せず、さらには試験も受け合格していかないと、免許を取れる時期も遅くなっていってしまいます。

また、実習(教育実習介護実習)は既定の単位数を取得、もしくは取得見込みでないと申し込むことができません。

このようなこともあり、早めに免許取得をしたいと考えている方は、レポートにまずは力を入れたほうが良いと思います。

分かりやすくまとめてみたいと思います。

3つのポイント

  • 1度に受けられる試験は4科目まで
  • 毎月試験があるわけではない
  • 既定の単位を取らなければ実習に行くことができない

このようになっているため、計画的に試験を受け、実習に参加していかないと免許が取れる時期も遅くなってしまうのです。

試験内容は毎月変わる

試験内容は毎月変わります。

また各地域ごとに違った問題が出るようです。試験範囲が指定されている科目もあれば指定されていない科目もあります。

科目試験の受け方

試験時間は1科目45分です。しかしはじめに全ての問題が配布されるので、1つの試験が終了したらどんどん次の問題に取り掛かっても構いません。

大抵の場合、1科目30分程度で終わると思います。

休憩時間はありません。遅刻は30分までOKです。45分たつとはじめの教科の答案用紙を試験監督が回収しに来ます。

試験はほとんどの教科が論述問題ばかりであり、一問一答ではありません。

そのため、自分の意見も交えしっかりと説明できないと答えられないと思います。

試験用紙はA4サイズで裏面まで解答可能です。私はほとんど裏面まで解答しました。他の受験生もかなり書いているようでした。

試験開始30分後であれば自分の試験が終了したら試験を提出して帰ることが出来ます。

もし問題が難しく答えられそうにないと判断したらその科目だけを棄権することも出来ます。その際には解答用紙に「キ」と大きく書けば棄権扱いになります。

1科目棄権したからといってその他の教科が全て棄権扱いになるというわけではないので安心してください。

難易度は試験によって大きく異なる

試験の難易度を表すのは正直難しいのですが、一律ではありません。

試験を受ける人のそれまでの知識や得意教科などによって大きく左右されるところはあるのですが、それでもとても簡単と感じるものと、全然手が出ないというものまでありました。

音楽で苦労した・・・

たとえば私の場合、ある程度ピアノを弾くことができます。楽譜も読むことができます。しかし「音楽科教育Ⅰ」は、1回目の試験で落ちてしまいました。

どのような試験が出るか分かったため、多少なりとも勉強をしたのですが、次の試験でも不合格・・・。

前回の内容とは違った内容が出題され、やはり手も足も出ませんでした。

とくに分からなかったのは「~長調」「~短調」といったものです。これは楽器が弾ける弾けないとかではなく、しっかりと勉強しないと身につかない知識です。

また教育相談研究という科目はそれほど苦労しませんでしたが、教育方法学には大変苦労しました。同じような教科と思い込んでいて、教育相談研究ではそれほど苦労しなかったためその調子で教育方法学の試験を受けたら、まったく手が出ませんでした。

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