ここでは、出願書類の一覧を画像を使って紹介します。今回は「明星大学」の出願関係書類です。
通信大学から資料を取り寄せる
通信制の大学に申し込みをする際には、まず大学から資料を取り寄せる必要があります。
取り寄せた資料の中には入学関連の書類が同封されています。それらに必要事項を書き込んでいきます。
たとえば当サイトからも各大学に資料請求できます。基本的には無料で資料請求することができるためぜひ利用してみて下さい。
資料請求すると2日から3日程度で大学から資料が送られてきます。
大学から届いた資料は以下のとおりです。
大学から届いた資料
- 入学願書
- 入学志願者登録票
- 出願書類受付通知ハガキ
- 入学選考結果通知送付用封筒
- 入学諸費用銀行振込用紙
- 人物に関する推薦書
- 健康診断書
- 基礎資格及び単位習得証明書
- 科目等履修生科目登録票
- 入学前事前審査用紙
- 専修学校専門課程修了基礎資格証明書
- 学業成績・単位習得証明書(専修学校専門課程事前審査用)
実物としては以下のような様式です。
事前に断っておきますがこれら全ての書類を提出するわけではありません。自分の入学するコースによって提出書類が異なってきます。
また通信大学によって書類の形式は違います。どの書類を提出してよいか分からない場合には、大学側に聞いてみるとよいでしょう。
揃える書類が多い どんどん行動しよう
通信大学から送られてくる書類の種類はかなり多いです。送られてきた書類に必要なことを記入していく必要があります。
その他、自分の方でも用意しなければいけない書類もあります。
自分で用意する書類
自分で用意する書類は以下のものとなります。
出願書類一覧
- 入学案内書に同封の出願書類
- カラー写真(証明写真)
- 健康診断書(3か月以内)
- 住民票(3か月以内)
- 卒業した大学の成績証明書・卒業証明書
- 教員免許状のコピー(持っている人だけ)
成績証明書は、卒業した大学から取り寄せてください。電話で問い合わせれば、少しの手数料ですぐに発行し郵送で送ってくれます。
住民票は、最寄りの役所で発行してもらってください。
証明写真は、指定のサイズで撮影してきてください。通信大学の学生になるということで学生証を発行してもらいます。そこに利用されます。
健康診断書は病院に健康診断を受けたいと言えば受けさせてくれます。健康診断書の項目は基本的な検査だけで問題ありません。
成績証明書で最終学歴を証明する
私が知らなくて戸惑ったのですが、卒業した大学からは成績証明書を取り寄せることができます。それも電話をし個人情報を照合するだけです。手数料が少しかかりましたが郵送で送ってくれました。
この成績証明書が卒業証明書であり、「私の最終学歴は大学卒業です」と通信大学への証明となるわけです。
通信大学は入学試験がない 基本的には全員合格
通信大学には入学試験がありません。誰でも入学できます。
誰でもというのは、最終学歴が高校卒業以上の方の場合です。
といいながらも非常に心配になり、直接通信大学へ電話で聞いたことがありました。
「入学試験がないって話なのですが、落ちてしまうことってあるのですか?」
すると
「細かくお応えすることはできませんが、余程のことがない限り落ちるといったことはありません。今まで普通に生活してこられた人であれば。」
と言った回答をいただきました。
ということで入学を拒否されることはよほどのことがない限りないようです。
何年生で入学できるかは大学側の判断 3年次編入・科目等履修生
通信大学の何年生として入学できるのかは、学歴や入学する通信大学のシステムによります。
たとえば4年制大学を既に卒業していて、教員になるための単位だけ取得したいと考えている場合であれば、3年次編入や科目等履修生と言った形で入学することができます。
- 3年次編入とは、通信大学の3年生からの入学ということになります。
- 科目等履修生とは、好きな科目のみ勉強していくということになります。
また最終学歴が高校卒業の場合には、1年次入学、つまり最初から勉強することになります。
何年生で入学、編入できるのか、もしくは特定の単位だけを勉強すればよいのかなどは、どの通信大学を選ぶのか、そして何の勉強をしたいのか、何の資格や免許を取りたいのかによって変わってくるかと思います。さらにすでに卒業した大学で取得している単位によっても変わってきます。
よってこれから通う予定の通信大学に事情を説明し、どのようにすればよいのかを聞いてみるとよいでしょう。
通信大学での勉強開始 足りない単位を補っていくスタイル
すべての必要書類を提出してからしばらくすると、教材が届きます。勉強開始です。
通信大学で教員免許を取るということは「教員免許に必要な単位を取る」ということになります。
そのため以前卒業した大学で単位を取得している人は、その分の単位は互換されますので勉強する必要はありません。ただし数単位は単位互換ができない可能性があります。(私の場合も数単位、もう一度取り直すことになりました。)
参照 単位互換について
通信大学での勉強は、互換されなかった単位と必要な単位を取得していくといった感じとなります。その最終地点に目的の免許や資格が待っているといった感じです。
得意教科から開始し流れを掴む
どの教科から勉強しても良いかとは思いますが、まずは好きな教科、もしくは得意そうな教科から勉強しレポート作成の流れを掴むと良いと思います。
勉強をしていくと次第に「あれ?これレポート提出したかな?」というように分からなくなることがあります。私も1度あり、同じレポートを2度提出してしまったことがありました。なので自分なりに表を作成しておくと良いと思います。
そしてレポート提出が終わった教科や試験が終わった教科にチェックを付けていった方が良いでしょう。
試験を受けるためにもレポートはどんどん作成する
レポートは時間が許す限り、どんどん作成していった方が良いと思います。
レポートと試験の2つが合格すると単位が取得できるわけですが、試験を受けるためには、対象のレポートを試験の1ヶ月半前までに提出しなければいけません。試験を受けようと思っていたのに、レポートの提出を忘れていたとか、提出期限に間に合わなかったということが私はありました。
また試験は毎月行われるわけではなく、2ヶ月、もしくは3ヶ月に1度です。
受験できる教科数は4教科が上限なので、そのような面からもどんどんレポートを仕上げ、試験に合格していかないと、免許や資格を取る期間が伸びてしまうのです。
そのうち・・・なんて考えているとどんどん時間は経っていく
通信大学に入学する際に用意する書類は大量にあります。自分で用意しなければならないものもあります。
「そのうち・・・」
なんて思っているとなかなか集まりません。できるときに一気に集めるようにした方が良いでしょう。
必要なのは継続的なモチベーション
通信大学で勉強する場合、一番必要なものは「モチベーションの維持」だと私は思います。はじめに抱いたやる気をいかに継続できるかということです。
一人で勉強を行う通信教育は、時にモチベーションが低下し勉強が全然はかどらないことがあります。
入学前の書類をモチベーションが高いうちにどんどん揃えていかないと、スタートラインにさえつくことができません。
書類を揃えることは確かに面倒ですが、通信大学は書類審査のみです。入学試験があるわけではありません。それに比べれば大したことはありませんよね。
是非「通信大学で教員免許を取ろう!」と思った時の強い思いのまま、駆け抜けてください。