通信大学の「単位認定」で教員免許・資格を最短取得!前の単位を引き継ぐ方法

卒業大学から通信大学への「単位互換」について 通信大学で教員免許を取得 通信大学で人生を変えられる

過去に大学等で取得した単位は、通信大学へ「引き継ぐ」ことができます。

これを一般的に「単位互換」といいます。正しくは「既修得単位認定(単位認定)」という制度です。

この制度を利用することで通信大学に入って勉強する際に、1から勉強し直す必要がなくなります。そのため「最短期間」かつ「最安の学費」で卒業や免許取得が可能となります。

  • STEP1:前の大学から成績証明書を取り寄せる
  • STEP2:出願時に既修得単位認定(単位認定)を申請する
  • STEP3:不足分(教職課程・教員免許用)だけを履修する
  • 注意:単位認定は入学時のみ受け付ける大学がある
  • 注意:認定された単位が教員免許の所要科目として証明できない場合がある
筆者の実体験(4大卒⇒通信で教員免許)

  • 前の大学の「一般教養」単位は、ほぼすべて認定された。
  • 教員免許取得に必要な「教職科目」に集中して履修できた。
  • 一部、認定されずに取り直しになった科目もあった(後述)。
  • 結果、最短の2年間で小学校教員免許を取得できた。

「単位認定(既修得単位認定)」の仕組み

通信大学に入学する際、過去に在籍していた大学・短大・高専などで取得した単位を、新しい大学の単位として認めてもらうことを「単位認定(既修得単位認定)」といいます。

多くの通信制大学では、以下の2つの方式で単位を認定しています。

■包括認定(一括認定)
「2年次編入なら30単位」、「3年次編入なら60単位」のように、入学年次に応じてまとめて単位を認定する方式。
■個別認定
前の大学で取った「〇〇論」と、通信大学の「〇〇論」の内容を照らし合わせ、個別に単位を認める方式。

教員免許取得における単位認定のイメージ

通信大学で教員免許を目指す場合、単位認定をしてもらうことでとくに効果が大きいのが「一般教養科目」の認定となります。

通信大学での単位互換のイメージ

一般的に大学では、1年生から2年生までが一般教養を勉強します。そして3年生と4年生で専門教養を勉強します。

つまりどの大学に進学したとしても一般教養を勉強し単位を取る必要があります。そしてその後に専門教養をの単位を修得し卒業しているのです。

大学卒業者はすでに単位を持っている

既に大学を卒業している人は、その大学がどこだとしても一般教養の単位は持っているということになります。今回の図では「A」の部分です。

すでに持っている単位であるため再び「A」を取得する必要はありません。

その上で教員免許に必要な単位は「D」「E」となります。そのため、それらだけを修得すれば教員免許が取れるということになるのです。

そのため、たとえば4年制大学を卒業した人が通信大学で教員免許を取る場合、大学1年生~2年生で修得した一般教養は修得しなくてもよくなるため最短2年で取得できるということになるのです。

つまり大学3年生~4年生で修得するべき単位を取ればよいだけということになります。

単位認定の手続き方法

単位認定を受けるためには、出願時に以下の書類が必要です。

  • 「成績証明書」(出身大学で発行してもらえる)
  • 「シラバス(講義要項)」(個別認定の場合のみ必要な大学もある)

これらを提出することで、大学側が審査を行い「あなたの持っている単位のうち、〇〇単位を本学の単位として認めます」という判定が出ます。

とくに教員免許を目指す場合、「教員免許用の単位(教職課程)」だけを新規に履修すればよい状態になるため、負担が激減します。

大学ごとに違うポイント(上限・費用・注意)

観点 公式に明記されている例 このページでの結論
認定上限(例) 放送大学:3年次編入の上限が62単位など
サイバー大学:2年次30単位/3年次52単位(包括認定の例)
星槎大学:正科生1年次入学で60単位まで(例)
上限は大学・入学区分で変わるため、出願前に「上限」と「区分」を必ず確認する。
費用(例) 放送大学:既修得単位認定の手数料(例)
星槎大学:単位認定料(1単位あたりの設定例)
「無料」とは限らない。手数料・認定料の有無を先に確認する。
教員免許での注意 法政大学:認定科目が教員免許申請の証明にならない旨の注意がある例 免許目的は「卒業単位として認められるか」だけでなく「免許の所要科目として証明できるか」を確認する。

すべてが認められないケースも

通信大学では単位認定を基本的にはしてもらえます。

しかしすべての単位が認定されるかというとそうではない可能性があります。後述していますが、私は2科目~3科目認定されず、再度修得しました。

  • 結論:認定範囲は、提出書類(成績証明書・シラバス等)をもとに大学が審査して決まる。
  • よくある非認定理由:科目内容が一致しない/単位数が不足/シラバスが用意できない等。
  • 申請タイミング:入学時の出願書類でのみ認定し、入学後は認定できない大学がある。
  • 教員免許目的:認定科目が「卒業単位」にはなっても、教員免許申請の所要科目として別途証明が必要な場合がある。

大学卒業資格も同じ

通信大学で大卒資格(学士)を目指す場合も、既修得単位認定(単位認定)で「不要な取り直し」を減らせます。

単位互換を利用できるのは、あくまでも単位をいくらかでも持っている人です。

たとえば過去にどこかの大学に通っていた人で中退してしまった人です。過去に通っていた大学で持っていた単位を、通信大学でも利用することができます。

持っている単位数に応じて、2年次編入(30単位程度認定)や3年次編入(60単位程度認定)が可能です。

大学中退からの再進学を考えている方は、以下の記事で「中退からの卒業戦略」を詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

中卒・高校中退で通信大学へ進学する3つの方法!特修生制度・高卒認定・高卒資格を利用して大学進学は可能
最終学歴が中卒や高校を卒業していなくても大学生になる方法を3つ紹介しています。特修生、高卒認定、高卒資格を取得することで大学に入学する条件を満たすことが可能です。最終学歴が中学卒業以上であれば対象となり、入学試験ナシ、書類選考のみで大学の道が開かれます。

単位を持っていなければ1年生から

単位を持っていれば2年生や3年生から編入学という形で入学することはできます。

しかし単位を持っていなければ1年生に入学することになります。

たとえば最終学歴が高校卒業の人で、大学に進学していない人の場合。大学に行っていないため大学の単位は持っていません。

そういった人は2年生や3年生に編入学することはできません。単位を持っていないためです。

【体験談】認定されずに「取り直し」になった科目

私の場合は概ね持っている単位は認定されました。しかし2科目~3科目ほど単位認定が認められず、再履修することになりました。

その1つが日本国憲法でした。

こればかりは実際に卒業した大学、もしくは中退した大学から取り寄せた成績証明書を通信大学へ提出して判定を受けてみるまで分かりません。(なぜ認められなかったのかはわかりませんが・・・。)

そのため教員免許に必要な単位のほかに2科目~3科目は余計に取りました。このような人はどうやら結構いるようです。

とはいっても2科目~3科目程度なので大した量ではありませんでした。

通信大学の「単位認定」で教員免許・資格を最短取得!前の単位を引き継ぐ方法
通信大学へ入学し勉強開始まで 資料請求をし必要書類を揃え提出
通信大学から送られてくる書類の一覧を紹介しています。これらの書類に適切に記入し、通信大学に送付しましょう。

大学を中退しても単位互換は利用できる

大学を中退した人でも単位互換制度を利用することは可能です。

大学を卒業したとしても中退したとしても、一度大学で修得した単位は有効となります。

そのため、大学を中退したけど通信大学で勉強したいと思った人は、それまで持っている単位を活用することが可能となります。

しかし大学を除籍となってしまった場合には、修得した単位が無効になることがあるようです。

正確な認定単位数は、大学に「成績証明書」を提出して事前審査を受けるか、各大学の「募集要項」で確認する必要があります。

まずは気になる大学の資料を取り寄せて、単位認定の条件をチェックしてみましょう。

よくある質問

他大学で取得した単位は通信大学で認められますか?

はい、認められます。多くの通信大学では「既修得単位認定(単位認定)」という制度があり、前の大学で取得した単位を引き継ぐことが可能です。これにより、1から学習し直す必要がなくなり、最短期間での卒業や免許取得を目指せます。

大学を中退した場合でも単位の引き継ぎは可能ですか?

はい、中退であっても在籍していた大学で「成績証明書」が発行できれば、単位認定の申請が可能です。ただし、除籍等の理由で証明書が発行できない場合は認定を受けられないことがありますので、元の大学へ確認することをおすすめします。

単位認定で認められない科目はありますか?

はい、あります。大学ごとのカリキュラムの違いや、教員免許取得に必要な法的要件(科目の内容や単位数)を満たしていない場合などは認定されないことがあります。認定されなかった科目については、通信大学で再度履修して単位を修得する必要があります。

この記事を書いた人
通信教育で教師を目指す編集者

国内でも通信大学に関する情報サイトとしてはTOPクラスで長い運用歴を誇る当サイトを2007年より運営。
海外留学後、日本の大学を卒業。家庭教師や学習塾で講師をしながら通信大学で小学校教員免許を取得。
その後、小学校で複数年クラス担任として教壇に立つ経験を持つ元小学校教員。
2004年より前身となるサイトの運営を開始し、これらの経験を交えて現在のサイトとして確立し現在に至る。通算20年以上教育業界には携わり続け、2022年より小・中・高生向けの学習塾を開講。

保有資格:小学校教員免許(明星大学で取得)
運営:通信教育で教師を目指す
運営についてポリシー
監修: 編集長(元小学校教員/IT会社代表+学習塾経営)
監修範囲:全体構成・数値整合性/最終監修:2026-1-2

現役小学校教員T(公立小学校 教諭/教員歴20年・小学校教諭専修)・・・※実名非公開の理由:現職のため/編集部確認:教員免許・在職を確認済み

大学教授T(私立大学 教授/専門:教職課程)・・・※実名非公開の理由:勤務先規程による/編集部確認:在籍と担当科目を確認済み

編集ポリシー:一次情報(編集者の実体験・各大学の学費ページ・文科省統計)に基づき年次更新。誤り報告は<問い合わせ>まで。

通信教育で教師を目指す編集者をフォローする
通信大学で教員免許を取得 通信大学で人生を変えられる
シェアする
通信教育で教師を目指す!
「教員免許」
取得できる通信大学を検索

「資格」
取得できる通信大学を検索

タイトルとURLをコピーしました