通信大学で単位を取得するときには、「レポート」と「科目終了試験」の2つの合格が必要となってきます。
しかし「スクーリング」を受け合格すると、これが科目終了試験の代わりとなります。つまりどうしても科目終了試験が合格できない人や、この科目だけは直接授業を受けてみたいと思う人などはスクーリングに参加して直接授業を受けるとよいでしょう。
もう一度言いますが、スクーリングで授業を受けた科目が合格できれば科目終了試験を受ける必要はなくなります。もちろんスクーリング費用が必要となりますが、スクーリングに参加すること自体がよい経験となることは間違いありません。
そんなスクーリングですが気を付けなければならないことがあります。それは、「レポートの提出期限」です。
スクーリングを受講した後に、一定の期間内に受講したスクーリングのレポートを提出しないと、スクーリングの合格が無効となってしまいます。
せっかくお金を出し時間を使って大学まで授業を受けに行ったのに無駄となってしまうのです。
実際にあった話 管理人編
当サイトの管理人である私が、実際にしてしまいそうになったミスをここでお伝えしたいと思います。
私は12月下旬、冬季スクーリングで2つの科目を受講しました。結果は翌年の1月半ばに届きました。結果は「優」。お金を出してまで取りに行ったので合格だったことはとてもうれしかったです。
あとはレポートが合格すれば単位が取れると頭では分かっていました。そしてそのレポートの提出期限が1月中だということもなんとなく分かっていました。
大晦日が過ぎ新年を向かえ仕事も忙しく、いつしかレポートのことなど記憶の遠い場所に行ってしまっていたのでしょう。ふと思い出したのです。
「レポートの提出期限って今月末では・・・?」
そう気付いたのが1月30日午前11時。慌てて明星大学のホームページで確認したところ、案の定提出期限は1月30日午後3時。流石に焦った私は、大学に電話をかけ1月30日消印有効でも良いかと問い合わせました。
結果は無理。必着とのことでした。幸運にもレポート自体は完成していました。
「仕方がない!」
私は車で高速をすっ飛ばし、慣れない道をポンコツカーナビに頼りながら何とか提出1時間前に大学に到着しレポートを提出することができました。そしてそのまま何をするわけでもなくUターンしてきたのです。
まとめ
スクーリングに合格すると気が抜けてしまい、まるでその単位を取得したという錯覚に陥ってしまうことがあります。
せっかくお金と時間をかけてスクーリングに参加したのですから、その科目は他の科目よりも気にかけた方が良いと思います。
私の場合、不幸中の幸いですが大学が車で何とか行ける距離にあったからまだ良かったのですが、そうではない場合は私のようなことはできないと思います。
というわけでレポートの提出期限には気を付けましょう。せっかくのスクーリング合格も取り消しになってしまいますので。