連絡網とは、担任教師が受け持ちの生徒に対し、下校後に連絡をとりたいときに使用する。
学校で全て用事を伝えている教師にとっては、使わないものである。しかし、急に何か持ち物が必要になったときや、子どもの下校前に連絡をし忘れたときには使うこともある。
あまり、連絡網を好きでない家庭もあるので、連絡網をまわす際にはかなり慎重にならざるを得ない。
最近の家庭同士は、疎遠になりやすい。そのため、わざと連絡網をまわすといったパターンもある。連絡網をまわすことにより、子どもの親同士のつながりを強くしようとするのが目的だ。しかし、中には、次の家庭に連絡しない家庭や、連絡網自体を紛失している親もいるので、注意が必要だ。
最近の連絡網
これはあくまでもある小学校の話です。
学級内の連絡網は、学級担任だけが持っています。もう少し詳しく言いますと、一昔前は、学級の家庭すべてに同じ学級内の家庭の連絡先を記した用紙(連絡網)を配布していました。
ところが、ある小学校では全員の連絡先は配布しないようになりました。
つまりクラスの子どもの数が30人だったとします。それを5グループに分けます。
Aグループ、Bグループ、Cグループ、Dグループ、Eグループだったとします。1つのグループの中には6人の生徒がいることになります。
Aグループ・・・1、2、3、4、5、6
Bグループ・・・1、2、3、4、5、6
Cグループ・・・1、2、3、4、5、6
Dグループ・・・1、2、3、4、5、6
Eグループ・・・1、2、3、4、5、6
イメージとしてはこのような感じです。
するとAグループの人には、Aグループの人の連絡先しか教えません。他のグループも同様です。
つまり同じクラスの生徒の連絡先は、最大5人までしか分からないようになっているのです。
各グループの1の人が担任から連絡を受けます。そしてその連絡を次々に回していきます。そして6の人のところまで連絡が来ると、6の人は担任に連絡をするといった感じです。
これはあくまでもある小学校での話ですが、その小学校だけがそのような処置をしているとは考えづらく、恐らく同じ市町村の他の小学校でも同じようなシステムになっていると推測できました。