今日「開かれた学校」との兼ね合いから、学校にアカウンタビリティ(訳語としては「説明責任」)が問われるようになってきた。これは、学校の教育目標・教育計画・経営方針とそれらの達成状況を保護者や地域住民に対して説明するということである。
さらには、不登校や校内暴力・いじめ・学級崩壊など、今日の学校を取り巻く様々な問題が指摘される中で、これらの問題の実態とそれへの取り組みは、学校外の人々には見えるものとなっておらず、このことが学校に対する不信の大きな原因にもなっていたといえる。
アカウンタビリティは、こうした従来の学校の不透明さを払拭し、学校のありのままの現実の姿を保護者や地域住民に明らかにし、それを踏まえて学校と保護者、地域住民がともに話し合い、関わり合うことで、三者の間に連携・協力関係を構築することが、その大きな目的といえるであろう。