六・三・三制の見直しと改革

第二次世界大戦後の日本の学校体系は六・三・三制をとってきたが、近年その見直し、改革が進んでいる。1998年の学校教育法の改正により中高の一貫教育が制度化された。
中高一貫教育には、

(1)六年間の課程を一つの学校で一体的に教育する中等教育学校
(2)同一の設置者によって中学校と高等学校を入試を行わずに接続する併設型
(3)既存の市町村立中学校と都道府県立高等学校の連携を強める連携型

の3類型がある。

また最近では小中一貫の研究開発も行われている。たとえば、東京都品川区では、小学校5年生と中学校2年生ごろに子どもの変化が顕著になる傾向があると捉え、9年間の教育課程を4年、3年、2年のまとまりで分ける小中一貫校を構想している。

そのほか、高等学校から大学への飛び入学、大学学部から大学院への飛び入学も六・三・三制の見直しとして捉えることができよう。

こうした見直し、改革にはいくつかのねらいがあると考えることができる。

(1)学校段階の区分・接続関係を現在の子どもの発達の実態により応じたものにすること
(2)学校段階の区分を超えて一貫した計画的・継続的な教育を行い、教育の効果を高めること
(3)高校入試の影響を受けずに安定した学校生活を送れるようにすること
(4)早い段階で優秀な人材を発掘し、育成すること などである。

このような効果が期待される半面で、中高一貫校のエリート校化や受験競争の低年齢化が危惧されてもいる。

この記事を書いた人
通信教育で教師を目指す!

国内でも通信大学に関する情報サイトとしてはTOPクラスで長い運用歴を誇る当サイトを2007年より運営。
海外留学後、日本の大学を卒業。家庭教師や学習塾で講師をしながら通信大学で小学校教員免許を取得。
その後、小学校で複数年クラス担任として教壇に立つ経験を持つ元小学校教員。
2004年より前身となるサイトの運営を開始し、これらの経験を交えて現在のサイトとして確立し現在に至る。通算20年以上教育業界には携わり続け、2022年より小・中・高生向けの学習塾を開講。

保有資格:小学校教員免許(明星大学で取得)
運営:通信教育で教師を目指す
運営についてポリシー
監修: 編集長(元小学校教員/IT会社代表+学習塾経営)
監修範囲:全体構成・数値整合性
最終監修:各ページ上部に記載

他の監修:現役小学校教員T(公立小学校 教諭/教員歴20年・小学校教諭専修)・・・※実名非公開の理由:現職のため/編集部確認:教員免許・在職を確認済み

他の監修:大学教授T(私立大学 教授/専門:教職課程)・・・※実名非公開の理由:勤務先規程による/編集部確認:在籍と担当科目を確認済み

編集ポリシー:一次情報(編集者の実体験・各大学の学費ページ・文科省統計)に基づき年次更新。誤り報告は<問い合わせ>まで。

通信教育で教師を目指す!をフォローする
ら行
タイトルとURLをコピーしました