職能成長

プロフェッショナル・グロースの訳で、「専門職的成長」と訳される場合もある。個々の教師の職務生活における成長を意味する。具体的には、教師の自信の強化、スキルの洗練、教科内容についての知識の深化・拡大・更新、自己認識の高揚などを表す。このような教師の職能成長が、どのような要因によって生じるのかについては、様々なアプローチから研究が進められている。

「キャリア論」の立場からの研究は、教師を取り巻く環境の特性、例えば、年齢、職位、キャリア、性、校種、組織風土などが、教師の力量形成にどのようなインパクトを与えているかに焦点を当てたものである。他方、「パーソナリティ論」の立場からの研究では、個人のパーソナリティと教師としての成長との関連性を明らかにしようというもので、例えば、受容力が大きく教科の知識が豊富で、また、開放的で自分のアイデアや資料を他人と分かち合う教師ほど成長が早いという結果が出ている。

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