教員免許を持っているが学校で働いていないいわゆる「ペーパーティーチャー」はたくさんいます。
元々教員として働いていたが、長く教育現場を離れていた。
教員免許は持っているが勤務経験がない
このような人は本当に多いです。
昨今の教員不足を解消させようと、ペーパーティーチャーに働きかける教育委員会が出てきました。
先日ニュースになっていたのは、岡山市教育委員会です。
授業の様子を見学したり、現場の教員の話を聞くなどし、学校とはどのような職場なのかを見てもらったということです。
免許証の更新制度は一時期設けられましたが、現在では廃止されています。そのため過去に取得した教員免許は有効となります。
働きかけとしてはよいと思いますし、教育委員会ができる範囲の内容としてはこのくらいなのかなとも思います。
懸念している点としては以下。
教員不足につながっている原因となっているものを見せていないのでは?という点です。
現場の教員に話を聞いたとしても、悪いことは言いません。とくに今回のようにペーパーティーチャーを教育現場に呼ぶことを目的としている場所では。
また教職員間の人間関係に関して、児童の問題、保護者の問題に関しても悪いことは言いません。
良いことばかりをいってしまって、いざ教育現場に入ったら聞いていた話と違う・・・となりかねないと思うのです。
そういった事態が起こらないように、教育委員会が頑張るのはもちろんなのですが、文部科学省が学校での働き方を改革する必要があると思います。
またペーパーティーチャー側も、さまざまな不安に感じる部分をこういった機会に根掘り葉掘り聞いてみるとよいでしょう。
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