緊急連絡網(体制)としてまず挙げられるのが「学級連絡網」であり、特に緊急時に学校から家庭に連絡するために使用される。初めに担任から2、3の家庭(その多くはPTAのクラス委員)に連絡が行き、それ以降枝分かれして順次、各家庭に連絡が伝えられる。しかし、悪質な業者が学級連絡網に記載されている各家庭の電話番号を聞き出すことが多発しており、最近では学級連絡網を取りやめたり、年度末に回収する学校が増えている。
次に挙げられるのが、他の幼稚園や小中学校・高校、役所、警察、消防、公民館、教育センター、病院(救急を含む)、保健所、青少年育成団体、民生・児童委員など、地域の様々な機関・団体との連絡体制である。これは、実際に「体制」として組織されていないことが多いが、各学校で必要に応じて連絡がとられ、連携と協力が行われている。
また、学校で様々な事件・事故が多発していることから、警察との直通電話(「警察ホットライン緊急通報装置」)を設けている自治体もある。