学社連携とは、学校教育と社会教育の連携という意味である。社会教育法では社会教育は、学校での教育活動を除いて「青少年および成人に対して行われる組織的な教育活動(体育およびレクリエーションの活動を含む)」として規定されており、学校と地域において子どもの健全な育成を図るという点で、両者の連携と協力は不可欠である。
これまで、学校施設の地域への開放、公民館などの社会教育施設での子どもを対象とした学習・体験活動の開催、学校長の社会教育委員や公民館運営審議会委員への就任などの形で、学校教育と社会教育の連携が図られてきたが、それは必ずしも十分ではないという指摘も多かった。
現在、総合的な学習の時間の創設や学校週五日制、さらには「開かれた学校」の理念の下での取り組みの中で、両者のより強固な連携と協力のあり方(学社融合)が問われている。