教育実習は担当する先生「担当教員」によって、どのようなものになるかは大きく変わると思います。
教育実習に行くと、必ず担当教員という指導してくれる先生が付いてくれます。その先生は誰になるかはわかりません。
私の担当教員となった先生は、未熟者の私がいうのもおかしな話かもしれませんが、私があまり目標にしたくないタイプの先生だったのです。
「子どもにはあまり興味を示さず、周りの先生からの評価を気にする」ような先生でした。
しかしどのような担当教員が付いたとしても、教育実習の単位を修得しなければ教員免許は取れません。
ここでは、私自身が経験した教育実習の体験談をお話ししていきたいと思います。
独特な感性を持った担当教員 答えを提示しないことが正しい!?違うと思うけど・・・
私の担当教員となった先生は、独特な感性を持っている人だと思いました。
そして教員免許を持っておらず教育現場での経験がない私からしても、おかしなところが多い人だと思いました。
答えを提示しないことが正しい!?テストはどうするのか?
教育実習の先生とはあまり意見が合うことはありませんでした。
たとえばその先生は「子どもの想像力に答えを任せたい」と私にいいました。
国語の時間に先生は、子どもに問いを投げかけました。それに対し子どもから答えが返ってきます。問いによってはさまざまな答えが返ってくることでしょう。
そのような指導方法もあると思いますし、とくに否定しません。
そして最終的に、その先生は生徒に投げかけた問いに対して何の答えもいいませんでした。
しばらくしてその範囲のテストを行いました。
自分の意見を答えとして書く問題がありました。私が丸付けをしていたのですが、模範解答とはかけ離れた回答が続出した問題がありました。
そこで担当教員に「模範解答とは異なるがどうしたらよいのか?」という質問をしました。
すると「全員正解でよい」という内容の返答が返ってきました。
理由は「子どもの想像力に任せたい」とのことです。
私の考えとしては模範解答がある限り、それと同じ、もしくは近しい答えでなければならないと思いました。
そうでなければ、将来的に試験のときに困ってしまうのは子どもたちだと思うのです。
教育方針が違うのは時代の影響か先生の考えか
私が小学生のときは、先生が一方的に教え込むような「詰め込み教育」でした。
それはそれで正しい方法だと思います。
時代によって教育方針は異なりますが、詰め込み教育が敬遠されていた時期もありました。
私は担当教員に聞きました。
「私が小学生のときは詰め込み教育だったと思います。しかし時代によって教育方法は変わっているかと思います。何が正しいと思いますか?」
それに対し
「その時代で推奨されている方法が正しいです。」
それが正解なのか、それともそれが無難に仕事をしていくための考え方なのか、その先生の独自の考え方なのかわかりません。
どうしてもその回答に疑問を抱いてしまいました。
もしかしたら、超縦社会である学校で働く場合においては、そのような考え方が正しいのかもしれません。
ただ私はこのような考えを持った先生にはなれないと思いました。
一方、「この先生の教え方は面白い」という先生もいました。つまり先生の数だけ教育方法があるのだということがわかりました。
つまり私なりの教育方法もありだということだと気づいたのです。
この気づきが正しいのかどうかはわかりません。もしかしたら担当教員はこのようなことを遠回しに伝えてくれていたのかもしれません。
この気づきを得られただけでも、教育実習の意義は大きかったと思います。
謙虚な姿勢で臨んだ方が良い
教育の現場では常に謙虚な姿勢で過ごした方が正直「無難」です。これは自分自身が教育実習の時に強く思いましたし、学校で働いていても思うことでした。
ただし私が教育実習に行ったときには、まだそれを理解していなくてかなり苦労しました。
教えてくださいの姿勢が大事
教育実習生活を無難に過ごすためには「教えてください」といった気持ちを前面に押し出して生活することを心がけたほうがよいでしょう。
指導してくれる先生たちもわざわざ時間を割いてくれて指導してくれています。なので謙虚な姿勢でいたほうがよいでしょう。
学校で働くとわかりますが、先生同士で教えること、教えてもらうことは多いです。
その際、教えてもらう側は第三者から見てもかなり謙虚に「〇〇先生、△△を教えてください。」という言葉をよく耳にします。
そして教えてもらったら「ありがとうございます。」といいます。
文章での表現は難しく、一見当然のやり取りのように思えるかもしれません。しかしこのやり取りはかなり丁寧な感じなのです。
そしてそれに先生たちは慣れてしまっているかと思います。そのため少し大げさなくらい丁寧に質問をするとよいかと思います。
わからないことは素直に聞く
もし何か分からないことがあったら必ず聞くようにしましょう。
多くの先生に言えることですが、「分からないのですが教えてください」と言って断られたことはほとんどありません。基本、教える仕事をしている人たちなので、「教えて」と言われると教えてくれます。
自分の意見を主張することは大事ですが実習生の身です。
「知らないから教わりに行く」状態です。
そのため実習中はあまり自己主張をし過ぎない方が安全な教育実習を過ごせるでしょう。
※尚、教育実習も単位です。そのため場合によっては単位を落とすこともあり得ます。
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