サイバー大学は、すべての授業をオンラインで受講できる通学不要の通信大学で、卒業すると大学卒業資格(学士)を取得できる大学です。
「仕事を続けながら通信大学で大学卒業資格を取りたい」、「IT・ビジネス分野を本格的に学びたい」という社会人や高校卒業後の学び直し層に人気があります。
授業はオンデマンド方式の動画配信が中心で、スクーリング(通学授業)は原則不要です。自宅や職場から自分のペースで受講できるため、残業や家事・育児と両立しやすい学習スタイルになっています。
また通学型の大学と比べて通学費や下宿代がかからないため、トータルの学習コストを抑えながら大学卒業資格を目指せる点もサイバー大学ならではのメリットです。
- 完全通学不要:スクーリングも試験もすべてオンライン完結
- IT×ビジネス:ソフトバンクグループならではの実践的スキル習得
- 卒業率の高さ:75.9%(修業年限内)という通信制では異例の高さ
- 続けやすさ:Cloud Campusによりオンラインだけで大卒資格が目指せる
上記のポイントを中心に「サイバー大学で大学卒業資格を目指すメリット」と注意点を、通信大学経験者である当サイト管理人の視点から解説します。
サイバー大学で取得できる資格・学位(大学卒業資格)
サイバー大学では、IT分野やビジネス分野の専門科目を学びながら、卒業時に大学卒業資格である「学士(大学卒業資格)」を取得できます。
参照 大卒資格(大学卒業資格)を通信大学で取る方法を詳しく見る
- 「高卒から大学卒業資格を取りたい」社会人
- 専門学校卒・短大卒から学士を取り直したい人
- IT業界・Web業界への転職やキャリアアップを目指したい人
数ある通信大学の中でも、サイバー大学は「オンライン完結で大学卒業資格を取りたい」、「IT・ビジネスをセットで学びたい」という人に特に向いている通信大学といえます。
学費について
サイバー大学の学費は単位数×22000円となります。
つまり1単位取るためには22000円必要となることとなります。
大学を卒業するためには124単位必要となります。よって124単位を取得するためには、124単位×22000円となり合計2728000円となります。
もし4年間で卒業を目指すということであれば、1年当たりの学費は約70万円ということになります。
一般の大学と学費だけを比べてみると、国公立大学よりは少し高い程度の金額となります。
編入学の場合はもっと安くなる
これまでどこかの大学に在籍していたことがある場合には、もっと学費は安くなります。
たとえば50単位を取得している状態で大学を中退したとしましょう。その場合には、「124単位-50単位」となるため、「74単位」を取れば大学卒業となります。
よって「74単位×22000円」が卒業までの学費となります。
学費以外に必要となるお金
学費以外には以下のお金が必要となります。
- 入学金:10万円
- 入学検定料:1万円
- 学籍管理料:12000円
- システム利用料:16000円
奨学金や教育ローンも用意されています。
eラーニングプラットフォーム「Cloud Campus」が優秀すぎる
サイバー大学が用意しているeラーニングプラットフォーム「Cloud Campus」は、通信大学で勉強する学生にとって大きな助けとなります。
このシステムにより以下のことができるようになっています。
- 授業動画の視聴
- 小テスト
- レポート
- ディベート
- オンラインプレゼンテーション
通信大学経験者の私からすると、どれもかなり便利なシステムであるといえます。
通勤電車の中でも講義を受けられ、倍速再生で効率的に学習できる点は、忙しい社会人にとって効率よく勉強することができることでしょう。
とくに素晴らしい機能は以下となります。
授業動画の視聴 スキマ時間で勉強可能
サイバー大学はオンデマンド型の授業を採用しています。
つまり録画されている授業を見て勉強することができるということです。
たとえば出勤途中や帰宅途中、ちょっとした休憩時間などでも勉強することが可能ということです。
パソコンやスマホ、タブレットなど、インターネットに接続できるデバイスを利用することでいつでもどこでも勉強することができるのです。
そのため時間を効率よく活用することができ、自分次第でどんどん勉強を進めることが可能となります。
質問は24時間以内に返答される
授業でわからないところがあったときには教員やティーチングアシスタントに質問することができます。
平日であれば基本的には24時間以内に回答が返ってきます。
通信大学の勉強は自宅学習が基本であり、わからないところは自分で解決することが当たり前です。また大学によっては質問し回答が返ってくるまでかなりの時間を要することがあります。
しかしこの大学の場合は、24時間以内に回答が返ってくるというところが勉強をする学生にとっては大きな助けとなると思います。
オンラインでレポート提出
レポートがオンラインで提出することができます。
通信大学といえばレポート作成はレポート用紙への手書きが基本でした。
タイプ打ちしたテキストで提出できるのは、レポート作成効率がかなり上がっていて勉強しやすい環境となっていると思います。
履修単位について
標準的なモデルケースとしては、1年目40単位・2年目40単位・3年目30単位・4年目14単位の合計124単位を、4年間で修得する学習パターンが紹介されています。
- フルタイムで学ぶ場合:1年あたり30~40単位を目安
- 仕事が忙しい社会人の場合:まずは1年あたり20単位前後からスタートするケースも多い
このようにサイバー大学では仕事の都合やライフスタイルに合わせて毎年の履修単位数を柔軟に調整できるため、通信大学で大学卒業資格を目指す社会人にとっても続けやすい学習設計になっています。
募集定員
| 入学定員 | 2年次編入学定員 | 3年次編入学定員 | 収容定員 |
|---|---|---|---|
| 800人 | 50人 | 325人 | 4000人 |
学生比率(年代別)
| 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代~ |
|---|---|---|---|---|---|
| 17% | 49% | 12% | 12% | 7% | 2% |
サイバー大学の学生比率は比較的若い年代が多いです。また働きながら学ぶ社会人と、専業学生の割合が半々となっています。
出願・入学方法
Web出願サイトからの申し込みとなります。
- アカウント作成
- 入学願書提出
- 授業考慮確認
- 志望動機書入力
- 検定料納付
- 書類提出
志望動機書入力の課題作文は、200文字以上~400文字以内となります。
入学時期・入試日程
基本的にほぼ1年中、入学することは可能です。
- 5月下旬~6月下旬
- 6月下旬~7月下旬
- 7月下旬~8月下旬
- 10月下旬~12月上旬
- 12月上旬~2月下旬
- 2月上旬~3月上旬
受験資格
高等学校を卒業した者(卒業見込みを含む) および4月1日時点で満18歳に達しており、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者。
紹介動画
サイバー大学の特徴 IT・ビジネス・学士号の取得が主な動機
サイバー大学はソフトバンクグループの通信制大学です。
そのため、ITやビジネスに関する知識を身につけたいという方にはお勧めの通信大学です。
また通学不要というところも大きな魅力の1つであり、大学卒業資格(学士号)を取得したい人にとっても通信大学を選ぶ候補の1つに入ってくる大学といえます。
通信大学での目的が大学卒業資格ではなく、たとえば教員免許の取得を第一目的とする場合は以下を参照してください。
年齢層が若い
学生の年齢層が若いのが特徴です。
多くの通信大学は、10代~50代くらいまで年齢層に大きな偏りがないことが多いです。
しかしサイバー大学の場合、学生の目的が「IT」・「ビジネス」・「学士号の取得」ということが多く、若い年代が集まりやすい傾向にあるといえます。
よくある質問
- サイバー大学は本当に通学不要の通信大学ですか?
-
サイバー大学は、すべての授業をオンラインで提供するフルオンラインの通信制大学です。授業も試験もオンラインで行われるため、卒業まで通学やスクーリングの必要はありません。ただしカリキュラムや制度は変更される可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
- サイバー大学の学費は他の通信大学と比べて高いですか?
-
当サイトでは、1単位あたり22,000円で合計124単位を履修した場合、授業料は合計で約272万8,000円と試算しています(授業料のみの目安であり、入学金やシステム利用料などは別途必要です)。一般的な国立大学の授業料水準(4年間で約240万円程度)と比べるとやや高めと考えられます(推測)ですが、通学費や下宿代がかからないことを考えると、社会人がオンラインで大学卒業資格(学士)を目指す選択肢としては現実的な水準といえます。
- サイバー大学はどんな人に向いている通信大学ですか?
-
ITやビジネス分野に興味があり、オンラインで大学卒業資格(学士)を取得したい人に向いています。とくにフルタイムで働いている社会人、子育て中で通学が難しい方、将来IT業界やWeb業界への転職・キャリアアップを考えている方との相性が良い通信大学です。
管理人の個人的な見解
サイバー大学は「通学一切不要でオンライン完結」という点で、非常に便利な通信大学というのが私の率直な感想です。
私は通信大学で教員免許を取得しました。その経験からいわせてもらうと、通学が一切不要という点は大きなメリットです。
私の場合は、レポートは自宅で完成させることができましたが、科目修了試験やスクーリングのために会場まで出向く必要がありました。日程は定められているため見方によってはデメリットといえるかもしれません。
また個人的な考えなのですが、大学卒業資格はどこで取得しても問題ないと考えています。ただこれは就職する先にもよります。就職先によっては出身大学を気にする会社もあるためです。
もし大学卒業資格だけを取りたいということであれば、サイバー大学は1つの選択肢に入ると思います。





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