学校の教育課程にもとづく学習活動を、一定の期間を単位として時間配列したもの。一般に、小・中・高等学校においては、学習指導要領に定められた各教科(科目)、道徳および特別活動等の年間の授業(時数)を週単位(年間35週)で位置づけ、曜日ごとの各時間に割り当てた表を指す。
1単位時間は小学校では45分、中・高等学校では50分をそれぞれ標準としてきたが、2002年度から実施された学習指導要領では45分または50分を常例とせずに、「各教科等のそれぞれの1単位時間は、各学校において、各教科等の年間授業時数を確保しつつ、……適切に定める」と改められた。
時間割作成は、学習効果をあげるために各教科等の特性や授業形態・方法、教室(施設)等を考慮して行われる。新学習指導要領では年間授業時数が35週で割り切れない教科が生じたために、教務担当者は時間割作成に大いに頭を悩ました。
そのため幸か不幸か、単位時間をモジュール化したり、A週・B週のように複数の時間割を設けたり、週時間割を固定せずにテープスライド制にしたりと、様々な方式に取り組む学校が増えている。