発達課題

人生の各発達段階に習得することが必要な課題のこと。発達課題の提唱者ハヴィガーストによれば、発達課題の概念は、教育における二つの理論、すなわち子どもは自由に放任されるときに最もよく発展するとする自由の理論と、子どもはその属する社会により課せられた束縛を通して責任ある成人にならねばならないという強制の理論の中間的領域を占めているという。個人の欲求と社会による要請の折り合いをつけるかたちで設定された発達の目標が発達課題であるということになる。  

児童期や青年期の発達課題は、学校における教育目標を設定するのに役立つが、発達課題というのは生物学的な要因ばかりでなく文化・社会的要因によって強く規定され、文化・社会的要因は時代により変動する。実際、ハヴィガーストの掲げる発達課題には、必ずしも現在の日本の社会で求められる発達の目標とはいえない部分が含まれており、現代の日本社会にふさわしい発達課題を探求することが求められる。

 

 

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