子育て支援

女性の社会進出や若い世代の価値観やライフスタイルの変化により、少子化が社会問題となっている。そこで、子どもをもつ家庭に対する経済的、制度的および人的支援が求められ、1994年にエンゼルプランが、1999年に新エンゼルプランが策定されるなど、子育て支援が試みられているが、少子化の進行になかなか歯止めがかからない。  

子育て支援の必要性は、少子化対策に限らない。幼児・児童虐待の背後には、育児ノイローゼをはじめとする子育て従事者の孤立無援の心理状態があると考えられる。核家族化、少子化、都市化によって、祖父母や親類、兄弟、近所の人などによる援助を得られずに、孤立して子育てに従事しなければならない親、とくに子育てを一手に引きうけざるを得ない立場に置かれた母親のストレスは大きい。したがって、子育て支援として、母親の相談に乗ったり、人手を派遣したり、子どもを預かったりといった各種福祉制度や施設を整備するだけでなく、地域社会で孤立しがちな母親をつなぐ試みも大切である。同じ経験をもつ者同士が語り合う場には、情報交換的な意義やストレス軽減効果がある。

 

 

サブコンテンツ

このページの先頭へ