学校改善

学校改善とは、学校の教授・学習活動をより善くすること、またはそのための営みである。1980年代半ば以降、OECDのCERI(経済協力開発機構の 教育革新研究センター)による「学校改善に関する国際共同研究プロジェクト」で用いられた school improvement” が「学校改善」と邦訳され、一つの教育用語として定着した。  

この言葉に込められた最も重要な意味は、一つひとつの学校の内部で地道に行われる取り組みが、その学校の教育活動の質的改善に有効性をもつというところにある。「教育改革」というと学校教職員の手の届かないところで議論され実施される制度上の改革がイメージされるが、「学校改善」はそれとは一線を画し、学校で教育活動に関わっている当事者自身の主体性と自律性に注目しているのである。  

次に重要な点は、学校で行われる教育活動の質は、教育機器の導入や新しい教授法の採用といった個別的、単発的な教育革新によって変わるのではなく、学校組織全体にわたる地道で継続的な取り組みを通じてこそ大きく改善されるということである。だからこそ、児童生徒と教員との教授・学習過程そのものに限らず、教職員どうしの関係性や、リーダーとしての主任と他の教員集団との指導助言関係、さらには校長のリーダーシップのあり方が、学校としての教育の質を大きく左右することに関心が向けられているのである。

 

 

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