発達段階

人間の心的発達過程を心の諸機能の連続的な量的変化のみによるものとはせずに、心的機能が複雑に絡み合った質的に異なる構造間の移行とみなし、相互に異質で独自な構造をもついくつかの段階に分けたもの。発達段階論には、それぞれの年齢段階にある個人の心理的状況を理解する手がかりを与えてくれるという利点がある。発達段階間の移行にあたってライフスタイルの再構築が求められるという点で、移行期は発達の危機であるということができる。  

エリクソンは、人生を八つの発達段階に分け、幼児期前期(1~3歳)の課題は自律性の獲得でそれがうまくいかないと恥や疑惑を身につけ、幼児期後期(3~6歳)の課題は自発性の獲得でそれがうまくいかないと罪悪感を身につけ、児童期(六―一二歳)の課題は勤勉性の獲得でそれがうまくいかないと劣等感を身につけ、青年期(12~18歳)の課題はアイデンティティの確立でそれがうまくいかないとアイデンティティの拡散が生じるとしている。

 

 

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