学級王国

学級担任による独自の学級経営を最大限に尊重し、その独立性を強め、教師が互いに他の学級に干渉し合わない状態をさす。各学級における学習および生活の指導について、それぞれの学級担任に一任する考え方やシステムである。学校の諸組織とは無関係に学級における営みが単独で成り立つものととらえ、あらゆる教育活動とその条件整備を学級担任の独自性に委ねる考え方である。  

そこでは、学級を独立した学級担任と子ども達の共同体ととらえ、そこに一つの小宇宙を形成しようとする。かつて手塚岸衛が学級王国論を展開した(『自由教育真義』 東京宝文館、1922年)。彼は、各学級の営みについて、教師は互いに干渉せず、各学級の独自性・独立性を認めよと主張した。  

学級王国の強調は、学級の閉鎖性やセクショナリズムを生み、他の学級との競争心を高めることもある。一般に、学級王国というとき、このようなマイナス面が指摘され、その在り方が否定的に論じられる。

 

 

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