グランドデザイン

学校は、目標に対する構成員の解釈が多様で、一人ひとりの成員の職務上の独立性が高い組織である。それだけに、ともすると個々の教員は組織全体に対する意識が希薄になりがちで、組織活動としての統合性を保つことが難しい。いろいろな教室の中で日々生起する諸課題が、学校全体の課題として受けとめられにくく、対症療法的あるいはその場しのぎの対応に終始しがちになる。しかし、一方で「特色ある学校」づくりをそれぞれの「学校の自律性」のもとで進めることがますます強く要請されている。

こうしたことから、少なくとも五~六年程度の長期的視野に立って学校の将来像を描き、その将来像の実現に向けていま取り組むべき当面の課題は何かを考えることは重要である。そのような問題意識のもとに学校の将来像を描き、その実現のために時間をかけて着実に取り組んでいくべき課題を整理してつくられるのが「学校のグランドデザイン」である。

「学校のグランドデザイン」は、年間教育計画や校内研修計画などの拠り所であるとともに、個々の教員の学級経営や授業あるいは個人研修にとっても土台となるものである。また、保護者にとっても、学校にかかわる諸問題を考える際のベースとしてはたらく。したがってそれは、その学校の当事者(子ども、保護者、教職員)にとって理解と納得ができるものでなければならない。

 

 

サブコンテンツ

このページの先頭へ