学校経営

学校経営とは、各学校が独自に教育目標を設定し、その効果的な達成に向けてカリキュラムの編成・実施および人的・物的諸条件の組織化を行い、さらにその成果を吟味して教育目標の捉えなおしを図るという、学校において行われる一連の営みをいう。

一つの学校が有する人的・物的・文化的諸条件を、教授・学習活動の改善へ向けて統合的に機能させるはたらきだと言い換えてもよいだろう。 「教育行政」や「学校管理」と区別されてこの概念が用いられる背景には、一つの学校が一定の独自性をもつ単位組織体だという前提認識がある。「教育行政」は所定法令の執行作用である。戦前において法令の解釈と適用による「学校管理」が主流であったのは、中央集権的な教育行政機構の末端に学校を位置づけ、上意下達的な作用をあてはめていたことによる。  

もちろん今日でも、学校が公教育機関であるかぎり、基準に基づく管理的作用は不可欠である。だが、それは教育活動の現状維持には貢献しても、より高い成果を上げる教育活動の開発・創造をもたらすものではない。敢えて学校経営の用語が用いられるのは、教育が行われる「現場」の「当事者」自身の主体性と自律性に基づく創意的作用の重要性に注目しようとする認識があるからである。

したがって学校経営は、あらかじめ定められた諸基準を踏まえ、それらを生かしつつ、その学校としての教育活動の質を最大限に高めるためになされる、すぐれて創造的な営みだといえる。

 

 

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