学校組織

「組織」にはさまざまな捉え方があるが、最も一般的なものの一つにバーナードによる定義がある。すなわち、「二人以上の人々の意識的に調整された諸活動または諸力の体系」である。この捉え方によれば、

(1)共通の目的

(2)協働の意欲

(3)意思の伝達(コミュニケーション)

の三つを構成要素として組織は成立する。

そして学校は、公教育機関としての社会的使命を踏まえて、学校独自の共通課題に基づいて学校教育目標を定め、個々の教職員が互いにその目標達成に向けて協働する意欲を高めるべく意思伝達を図っている組織だということになる。  教育目標を効果的に達成するために必要とされる職務の分担を図り、職位・職能の配置関係を図式化したものがいわゆる「校務分掌組織図」である。

そうした組織図の構成は、教育・研究組織―事務組織―経営組織、あるいは学級―学年・教科―学校など、学校組織をどのような側面から捉えようとするかによって異なるであろう。また、そうしたいくつかの側面が一つの図の中に入り込み、複雑な様相を呈する場合が少なくない。  

だが前掲のように抽象化して学校組織を捉えなおすなら、肝心の学校教育目標に対する共通理解はどうなっているか、個々の教職員の活動が学校教育目標の達成に収斂されるべく協働を生み出しているか、教育目標達成に向けた意思の伝達はなされているか、という視点で組織の現状とあり方を見直すことができるだろう。

 

 

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