単位制

単位制は、学習者の学習量を測定する便宜的手段として考えられた制度的装置。選択制と深い関係をもち、すべての履修科目が必修とされ、学習者の選択の自由が保障されないようなカリキュラム編成であればとくに必要のない装置である。

1948年から全国共通に導入された高等学校の単位制では、共通必修教科・科目が38単位であったのが、1956年の改訂により、進路・適性に基づく教科履修方式として類型制(コース制)が採用され、必修幅が大幅に増大した。

それにより選択制に基づく単位制の趣旨は名目上のものとなり、事実上の学年制の下で単に生徒の履修量を表示する機能にとどまってきたために、高校教育改革の一環として、単位制を実質化した単位制高校が新たに導入された経緯がある。

しかし、新学習指導要領では、必修教科・科目が31単位にまで縮減され、初期の単位制の理念を問い直す時期を迎えている。

 

 

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