小学校で講師として働き正規教諭となった体験 大変だがやりがいのある仕事

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今回は現在正規教諭として活躍している先生に、教員を目指した理由・動機についてお聞きしました。

彼は講師として数年小学校で勤務しました。その後、教員採用試験に合格し、2006年4月から正規職員として採用されました。

※この方は通信教育で教員免許を取得したわけではなく、教育学部のある一般的な4年制大学に進学し、小学校での講師を経験したのちに正規教員となりました。

小学校の教員になった理由

私が先生を目指した理由はいくつかあります。

まず私が小学校の頃、先生がしている丸付けをしたかったということです。

次に私が小学校4年生の時に、当時新任だった先生から影響を受けたことも自身が教員を目指した理由のひとつです。

その先生は、図工が得意でなかった私の絵を気に入ってくれて、とても親身になり指導してくれました。そのおかげもあり、写生大会で自身の絵が選ばれることになりました。絵が選ばれたことも嬉しいのですが、先生に認められたということがとても嬉しかったのを今でもとても印象深く覚えています。

もう1つの動機としては、中学の時の社会科の先生がユニークで、その反面多くの知識を持っていてすごいなぁと思い影響を受けました。

小学校教員を選んだ理由

先生を目指していた私が、その中でも小学校教員を選んだ理由は受験の倍率でした。

大学受験のとき、小学校教員養成過程の方が倍率が低かったのです。

中学校教員養成過程の倍率は高く、少し厳しいと感じていました。

それに、小学校教員養成過程でも中学校・高校の教員免許は取れますし、卒業後、小学校でしばらく勤めた後、異動願いで中学校に行けると知り、小学校教員養成過程でもいいなぁと思いました。

小学校で働き感じた良い事・悪い事

小学校で働いていると、良いことも悪いこともあります。

これはどのような仕事でもあるとは思います。

良い点

まず良い点ですが単純に楽しいです。

そして子どもが自分を頼ってくれるのが非常に嬉しいです。また出来なかったことが出来たとき、子どもが報告に来てくれます。

そのときの子どもの笑顔がとても嬉しいです。

クラスを持つと、1年を通して子どもの成長を身を持って感じられます。その中で子どもや親からの「学校が楽しい」という意見が寄せられると励みになります。

子どもと接するために、休み時間、仕事がたまっている中でも無理をしても子どもと接するようにしています。

その他に、ベテランの先生方の技術を盗めるという点も楽しみの一つですし、温かい給食が食べられるというのは最高の楽しみです。

悪い点

悪い点は、事務的な仕事が多すぎることです。

そして会議もよく開かれます。

公立の学校はとくに暖房設備もないので、夏は暑く、冬は寒いというのは少しきついです。(近年ほとんどの学校では設置された)

また最近の親は説明をしても納得をしてくれない人が多くなってきています。

子どもを相手にしているとはいえ、その後ろには、親も控えているのでどうしても気になってしまいます。

学校には、多くの人間がいるため、風邪のシーズンには健康管理をきちんとしなければいけません。油断するとすぐに風邪をひいてしまいます。

以上のことや、多方面からのプレッシャーもあり、疲れてしまうことは事実です。

とはいえ、小学校の土・日が中学校とは違い休みでよかったと思います。

この休みがあることでかなりリフレッシュできるためです。ただ休みがあまりにも長いと、子どもたちのことが気になり、会いたくなったりしてしまいます。やっぱり子どもや学校が好きなんでしょうか。

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