教員採用試験に合格しなければ、正式な先生(教諭)になることは出来ません。教員採用試験は、各都道府県で例年夏に行われます。
小学校の先生になりたい人は小学校の先生の教員採用試験を受けます。中学校や高校の場合は、科目ごとに試験を受けることになります。
教科や受験する都道府県にもよりますが、毎年非常に競争率が激しく、倍率も高いのが現状です。
実は不利な通信教育性
私が実際に教員採用試験を受けてみて思ったのは、「教員免許を取得するときに勉強する内容と、教員採用試験に出題される内容が大きく異なっている」という点でした。なので、教員採用試験の合格を目指すためには、専用の勉強をする必要があります。
ライバルは現役大学生と現役教師
教員採用試験のライバルは、現役の大学生と教師がほとんどです。
やはり強いのは、「現役の大学生」です。多くの教育大学は、大学4年の内3年生までにほとんどの単位を取得するようです。そして、4年生では「教員採用試験の勉強」を大学で行うようです。大学側も教員採用試験の合格率が落ちてしまっては、大学への受験者への影響もあるため、必死になるわけです。
そういった1年間ミッチリと試験対策を行ってきている大学生は脅威です。
また、現役の教師の受験理由としては、「中学校で働いているけど、小学校で働きたい」とか「他の都道府県で働いていたけど、何かしらの理由で引っ越してきて、ここでも教員として働きたいから」という理由で受験します。
つまり、「過去、教員採用試験に合格した実力を持っている」わけです。
そういった人たちと競争するわけですから、生半可な勉強では合格することは出来ません。
独学もいいけど専門学校がおススメ
私は独学で教員採用試験の勉強をしていました。しかし、過去の問題を見ながらの勉強をしたとしても、上手く的を絞ることが出来ませんでした。
なので、おススメとしては、「実績のある教員採用試験に合格するための専門学校に通う」ことをおススメします。勿論費用は掛かりますが、何年も「浪人」しているよりも、スパッと合格してしまった方が、生活も精神的にも楽になると思います。
取得できる通信大学を検索
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