各都道府県や政令指定都市で行われている、教員採用試験に合格して正規の教諭になるわけですが、教員採用試験はなかなかのハードルの高さで、合格するのが難しいのです。
採用試験に合格するまで講師として働くことも
そのため、合格するまでの間、講師をする人が数多くいます。講師は他の項目でも説明したとおり、扱いは正規の教諭と対して変わりません。給料も賞与もです。(昇給はありますが、一定の金額に達するとストップしてしまいます。)
講師経験がプラスに働くことも
講師をしていると教員採用試験に合格しやすいという話をよく聞きます。これから先の内容は、全て確実なものとはいけません。単なる噂かもしれません。それを踏まえてお読みください。
ただしですが、逆にマイナスに働くこともあるようです。噂で耳にしたのですが「ブラックリスト」といったものが存在するようです。講師として働いている中で、度重なる問題を起こした人物を登録しておくようです。
そして採用試験に来た時には注意深く審査するといった話です。
講師経験が役に立つことは間違いない
現場での経験を積んでいれば採用試験の専門教養等を解くときに、とても役に立ちます。また、面接の時に実体験を交えながら説明することができます。ですから、講師をしていると常に現場で採用試験の練習ができるので、採用試験合格を狙っている人には適した職場といえます。
さらに、現場では時に教育委員会の方の訪問があります。各クラスを回り、どんな授業をしているのかをチェックしに来るわけです。そんな時、教育委員会の方と一緒に校長と教頭がついて回ります。気の利いた校長や教頭であれば、そのときに教育委員会の方に講師をアピールするのです。
これがどれほど採用試験に影響するかは確かではありませんが、そういった話もあるのです。
ここまでの内容は、講師をするメリットですが、実はデメリットもあります。
講師のデメリットとは?
まず、教育現場に入って今まで抱いていたイメージとのギャップがあり、幻滅してしまう人が多いと言うことです。さらに、講師をまともに相手にしてくれない教諭との確執があることがあります。極めつけは、講師をしているときにもし悪い噂が立ってしまったらどうなるのかです。
つまり、講師が他の教諭ともめたり、保護者ともめたりすると講師として悪い評判が立ってしまいます。つまりそれは何を意味するかというと、悪い噂の立ってしまった講師のことを、校長なり教頭は教育委員会に報告します。
そうなると教育委員会も、その講師に目をつけます。そのため、どこかの現場で欠員補充をしたいときに、問題のある講師は優先順位で最後に持って行かれます。
また、教育界の噂が広がるのは早く、県の教育委員会にまで悪い講師の噂が行ってしまうことがあるようです。すると、教員採用試験に大きく影響することになります。どんなに頑張って筆記で点数を稼いでも、面接で落とすようなのです。面接で落とす分にはいくらでも説明がつくからです。
このように、講師をしていてメリットもありますがデメリットもあります。しかし、大きな問題を起こさず、周りの先生と普通に接していればとくに問題はありません。
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