教員採用試験とは、正規の教諭になるための試験です。
実は学校で働く先生の中にも大きく分けて2種類存在します。正規教諭と講師です。ほとんどの先生は「正規教諭」です。
基本的に仕事内容は同じです。どちらでもクラス担任になることはできます。しかし細かな部分で異なり、長く先生として働く上で大きな違いとなります。わかりやすく言うと給与の面で大きな開きが出てきてしまいます。
正規教諭であれば毎年昇給していくのですが、講師であればある一定の給料額で止まってしまいます。そのため一生涯の仕事として学校で働くということであれば、正規教諭になっておいた方がよいのです。
教員採用試験は毎年行われる
毎年7月から8月頃にかけて「教員採用試験」が各都道府県で行われます。
そして教員採用試験を受験するためには、受験申し込みをしなければいけません。
ちなみにですが、教員免許を持っていて各都道府県の教育委員会で講師登録というものをしておくことで、講師として学校で働くことは可能です。しかし冒頭でもお話しした通り講師は正規の教諭ではありません。仕事内容は基本的には同じですが、色々な面で正規の教諭の方が優遇されることになります。
教員採用試験の募集要項は教育委員会で配布
教員採用試験を受験するためには、受験申し込みをする必要があります。
受験申し込みをするための募集要項は各都道府県の市役所、区役所の中に設置されている教育委員会にて配布されています。そのため教育委員会に足を運び、「教員採用試験の募集要項をください」と言えばもらうことができます。もちろん無料です。
もし、住んでいる地域以外の教員採用試験を受験する場合には、取り寄せることも可能です。
最近では「電子申請」をすることもできます。電子申請を希望される方は、各都道府県の教育委員会のホームページにアクセスすると、申請方法が掲載されています。
くれぐれも気を付けてもらいたいことは、配布期間が決められているので必ずその間にもらいに行きましょう。その期間を過ぎてしまうと、次は1年後ということになってしまいます。
※教育委員会に募集要項をもらいに行くと、教育委員会の方から「講師登録をしていただけませんか?」とお願いをしてくる場合がありますので、もし希望するのであれば登録してみても良いでしょう。講師は「教員採用試験に合格していない教員免許保持者」とでも考えてくれると良いと思います。詳しくは「講師とは」に書いてあるので、参考にしてみてください。