介護実習には「介護福祉施設での介護実習」と「養護施設での介護実習」があります。
養護施設では知的障害者や肢体障害者への介護体験でした。計2日間の体験となりましたが、非常に良い経験になりました。
私の他大学生が3人、合わせて4人での実習となりました。私の担当は小学校2年生でした。各学年共に2~3クラスありました。生徒2~3人に教師1人の割合でした。そのため、教師の数はかなり多かったです。
養護学校はとても大きい
私の行った養護学校は小学校・中学校・高校と入っていたので教師の数は非常にたくさんいました。
また、子ども2人~3人に対し一人の教師が付くので、教師の人数が多くなるのです。職員室ではマイクを使って話すほどでした。私の行ったクラスでは主に自閉症の子どもが多かったです。その他にはダウン症の子どももいました。
養護学校の1日の流れ
学校での主な活動は、朝学校に来たら職員会議です。その後、学年会議をし子どもを迎えます。
多くの子どもは学校まで学校専用のバスでやってきます。玄関で迎えた後、担当の子どもと一緒にクラスへ向かいます。まずすぐにトイレに行かせます。そのときほとんどの子どもがオムツをしていますので、パンツに履き替えさせます。低学年のうちにトイレの仕方をしっかりと身に付けさせることが目的です。
子どもはオシッコをしたいからといってトイレに行くという意識はまだないようでした。ですから一定の時間でトイレに行かないと、パンツを濡らしてしまうのです。その後、荷物の整理をします。しっかりとカバンから給食着や体操服を出して、決まったところにしまうようにします。
片付けが終わったらしばらく自由時間です。
20分ほどで朝の会が始まります。子ども1人が前に出て司会をします。その際には子どもは勿論流暢に言葉を話すことはできないので、先生が促しながら進めます。と同時に手話を簡単にした動作を交えます。これは上手く言葉を話せない子どもも多いので、意思の疎通の方法の1つとして取り入れているようです。
朝の会は全員参加型です。勝手に先生が進めていくのではなく、しっかりと自立した生活を子どもに送らせようとゆっくりでも会は進みます。
朝の会が終わるとトイレの時間を挟み授業が始まります。私が体験した授業は体育と図工でした。なるべく簡単な授業内容になっていましたが、しっかりと子ども自身に行わせていました。2時間の授業の後、給食の時間です。食堂まで行き昼食を取ります。
養護学校でもしつけはしっかり
ここでは教師は食事の仕方を細かいところまで注意します。ある先生が言っていました。
「障害を持っているから食事の仕方がしっかりとしていないと周りの人に言われるのは嫌です。だから作法はしっかりと身につけさせたいのです。」
ですから、子どもが食事を手で食べていると注意しますし、こぼしていても注意をします。給食が終わると大抵帰りの会が始まります。たまに給食の後も授業があることがあります。
帰りの会の前に再びトイレに行き、パンツからオムツに履き替えます。帰りの会も朝の会同様全員参加型です。その後、玄関まで行きバスに乗せます。
ここで子どもの一日は終わりです。その後教師は教室の掃除や職員会議を行います。結構多くの会議がありました。空いている時間は図工の準備を行ったりします。なるべく手作りをするようにしていました。
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