卒業しやすい通信大学とは 通信大学の卒業率は50%~60%前後

卒業しやすい通信大学はありますか?

卒業しやすい通信大学は人によって異なります。

まずですが、当サイト調べでは通信大学の卒業率は約50%~約60%前後です。

直接インタビューさせてもらった星槎大学が約60%であり、東京未来大学が約54%とのことです。であるならば、この2つの通信大学は比較的卒業率が高いといえます。

※一般的な大学の卒業率は80%~90%とされています。

ただしですが、「卒業率が高い=卒業しやすい」とは必ずしも言えないのです。

ちなみに「卒業率が高い=レポートや試験が簡単」とも言えません。

私の経験談とはなりますが、通信大学の勉強はとくに難しいということはありません。ただし日中忙しく働いている社会人の場合、仕事の後に勉強をすることになると思うので時間的に大変となるとは思います。

通信大学の勉強の難易度自体は難しくはない

通信大学での勉強自体、難易度は高いものではありません。

冒頭で通信大学の卒業率は約50%~約60%前後とお話ししましたが、この数字は低いように見えて意外と高いのです。

なぜなら通信大学で勉強している人の多くは、仕事をしながらの社会人であるためです。

この後は、あくまでも私個人の経験からお話しさせてもらいます。

通信大学で2年半勉強した

私は一般的な4年制大学を卒業した後に、教員免許を取るために通信大学で3年次編入をしました。

数多くのレポートと試験に合格し教員免許を取ることができました。最短で2年で取れるところを2年半かかりました。

ただ半年伸びてしまったのはレポートや試験が難しいというよりも、自分の勉強のペース配分が間違えたと思っています。

勉強なので個人的な能力は関係する

通信大学での勉強ですが、一般の大学と比べても難しいということはないと思います。私自身はむしろ簡単だと思いました。

もちろんこれは私が卒業した4年制大学と比べての話です。私の出身大学の勉強の難易度が高いか低いのかはわかりません。

またすべての科目が簡単だったわけではありません。何度かレポートや試験で落ちてしまったものもあります。トータル的に考えて簡単だと思うのです。

1つ言えることは、通信大学での勉強の基本となるレポートですが、そもそも私は文章を書くことが苦手ではありませんでした。

文章を書くことが苦手な人からしてみると、通信大学でのレポート作成は難易度が高いものと思えるかもしれません。

また中学や高校自体、全く勉強をしてこなかったのであれば、やはり難しいと思うかもしれません。

よって通信大学での勉強が難しいかどうかは、人によって異なってくるのです。

卒業しやすいと思う通信大学

当サイトが思う卒業しやすいと思う通信大学は以下となります。

理由はネットだけで完結するためです。

通信大学での勉強の基本は以下となります。

  • レポート作成
  • 試験
  • スクーリング

レポート作成と試験から逃れることはできません。これは頑張りましょう。

スクーリングは通信大学、もしくは用意された会場まで行って直接授業を受けることです。これを受けるためには日程を確保しなければならず、働いている社会人にとって厄介な存在でした。

ところが上記の大学では、ネットだけで大学卒業資格を取ることができます。

卒業しやすいかどうかを判断できる人はいない

どの通信大学が卒業しやすいのかをハッキリわかる人は、そもそも存在しないと思います。

ネット上を見てみると「卒業しやすい通信大学〇〇選!」みたいな記事や動画を目にします。

でもよく考えてみてください。

その記事作成者や動画作成者は、ランキングを付けられるほど通信大学に通ったのでしょうか?卒業したのでしょうか?

一般的に考えて、複数の通信大学を卒業する人はいません。そのため、通信大学を比較しようがないのです。

つまりそのような記事や動画は、本当に求めている情報を提供していない可能性があるのです。

レポートや試験が簡単かもわからない

レポートや試験が簡単な通信大学を見つけることも難しいと思います。

これも上記した内容と同じ理由です。複数の通信大学に普通は通わないためです。

ただし経験上でいわせてもらうと、レポートや試験が特段難しいということはありません。

よって通信大学の勉強の難易度が高いから卒業ができないということはないと思います。卒業率が低いのはほかの理由があると考えています。

通信大学の学生は社会人が多い 仕事との兼ね合いがある

通信大学へ通う人の多くは仕事を持っている社会人です。

毎日フルタイムで働いてきた後に、通信大学の勉強を行います。

最近ではスマホなどでも映像授業を見れるため、仕事への域帰りでも勉強することが可能となってきました。

しかしフルタイムの仕事が軸としてあります。

仕事が大変で勉強時間を確保できないときもあるでしょう。

8時間勤務の人もいるでしょうし、13時間仕事をする人もいるでしょう。

いろいろです。

いずれにしても社会人が仕事をしながら勉強するということは、決して楽なことではありません。だからこそ、どうしても卒業率は低くなりがちなのです。

勉強が難しいから卒業率が低いのではなく、忙しい、時間をうまく確保できないから卒業率が低くなっている可能性があるのです。

そもそも最低年限で卒業を目指していない人も多い

そもそもですが、通信大学で勉強している人がすべて、最低年限で卒業しようとしているわけではありません。

「働きながら、空いた時間を使って勉強している人が多いため」です。

たとえば通信大学の1年次に入学したとしましょう。最短でも4年で卒業することができます。2年次に編入したら最短3年。3年次編入なら最短2年となります。

確かに最短期間はありますが、大学に行って勉強しているわけではなく、働きながらでも隙間時間を作って勉強するのが通信大学です。

そのため、最短期間で卒業するのはなかなかハードな生活となるのです。

無理ではありません。しかしかなり大変ではあります。

私の場合は、最短2年で教員免許を取れるところを、2年半かかりました。自分のペースで勉強していましたが、決してゆっくり勉強していたということでもありません。

勘違いしがち 在籍していれば進級できるわけではない

一般的な大学でも通信大学でも、在籍していれば勝手に進級するわけではありません。

小学校や中学、そして一部の高校は、在籍していれば勝手に進級します。成績がどうであれです。※高校の場合は留年する可能性は一応ある。

しかし大学という場所は、単位を取らなければ進級できなかったり、卒業することはできません。そういうものなのです。

なので「通信大学に入った後、時間が経てば卒業できるわけではない」ということを覚えておいてください。

レポートや試験に合格し、単位を獲得しなければなりません。

通信大学の1年生に入学したら最短で4年で卒業できます。最短4年で卒業したいのであれば、4年間で124単位を修得しなければなりません。

1単位でも足りなければ卒業することはできません。これは大学という組織はどこでも同じことです。

自分で管理することの難しさ

通信大学での勉強の進捗状況は自分で管理します。

一般の大学に通学していれば、大学側が管理してくれたり、周りの友だちに合わせて行動していれば、何となくでも単位は取れます。

場合によっては、授業にさえ出席していれば単位が取れたりもします。

しかし通信大学の場合は、レポートと試験の両方に合格しなければ単位が取れません。

どのくらいのスピードでレポートを作成していけばよいのかも、自分で管理する必要があります。

自分で自分のことを管理することは意外と大変なのです。

中学校や高校が、以下に生徒の勉強を管理してくれていたのかを実感できると思います。

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