等級制

明治初期の日本の初等教育で採用された学習集団編成の方式。学制のもとで欧米の学校制度をモデルに下等小学4年(8級)、上等小学4年(8級)の4・4制が導入され、この下等・上等の「等」と各8級の「級」をとって「等級制」と称された。

当時の「級」とは「課業の階梯」を示す概念であり、児童は学習進度別に級分けされ、試験の成績によっては落第や飛び級もあった。その後、徐々に等級と学年が結びつくようになり、学年学級制に移行していった。

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