大学卒業後に教員免許を取得 社会人になり先生になりたいと思った

大学卒業後に教員免許を取得 社会人になり先生になりたいと思った

大学を卒業してから教員免許を取る人が非常に多いのを知っているでしょうか。私もその一人でした。

結論を先に言ってしまいますと、大学を卒業した後でも教員免許を取得することはできます。

大学を卒業したのちに教員免許を取る人が多い理由は様々ですが、大きく分けて以下の2つの理由が挙げられるでしょう。

 教員免許を取得する2つの理由

  • 大学在籍中に、教員免許を取りたくなった
  • 社会人になってから教員免許が欲しいと思った

大学を卒業してから教員免許の取得を目指す人の理由としては、この2つのいずれかになると思います。

冒頭でもお話ししましたが、大学を卒業してからでも教員免許を取ることはできます。そしてそれは決して珍しいことではありません。

大学を卒業した後に教員免許を取るためには、「通信制の大学で教員免許に必要な単位だけを取得する方法」がオーソドックスと言えます。

大学卒業後に2年半かけて教員免許を取得 小学校で担任として勤務も

このサイトは、当サイト管理人である私自身の体験談を基にして作られています。

私は大学を卒業した後に、紆余曲折を経て通信大学で小学校の教員免許を取得しました。

参照 私の体験記 学校の先生になるつもりは全くなかった

 

人の考え方はいろいろだとは思いますが、結果として教員免許を取得したことは良かったと思っていますし、社会人として一般社会で働く経験も良かったと思っています。

2年半勉強したが辞めなかった

「教員免許を取ろう!」と思って通信大学に入学してくる人は多いとのことです。しかし実際に教員免許を取り終える人は、それほど多くはないという話を聞いたことがあります。

同じように、「大学卒業資格を取ろう!」と思って通信大学に入学してくる人も多いそうなのですが、実際に卒業する人は少ないそうです。

理由は「通信大学だから」なのかもしれません。

通信大学での勉強は、自己管理が大切です。普通の学校のように校舎に通うわけではないため、周りの生徒も見えない環境に常にいるわけです。良くも悪くも普通の学校であれば、周りの人に合わせていれば、もしくは学校の先生の言っていることに従っていれば、卒業に向かって、資格取得に向かって勝手に進むことができます。

しかし通信大学の場合、自分で管理しなければなりません。そのため、「絶対に教員免許を取るんだ!」という強い気持ちがないと、日々の生活に追われ、通信大学での勉強の優先度が、どんどん低下してしまうことでしょう。

私の知り合いでも通信大学で勉強をした過去を持つ人がいるのですが、自己管理が上手くできず、結局中退してしまったとのことでした。

教員免許を取得するためには最低でも2年の歳月が必要となってきます。その間、継続的に勉強を続けられる人は、そして先生になるという思いをキープし続けられれば、その思いは本物なのではないかと思います。そういった意味では、私の場合も2年半かかりましたが、教員免許を取りたいという気持ちはずっと続いていました。その時は深く考えていませんでしたが、時間が経ち客観的に考えてみると、その当時の私は本気だったのかなと思うわけです。

なので自分の気持ちを確認する上でも、通信大学での勉強は無駄ではなかったと思います。

社会人経験が現場で役に立った

通信大学で勉強している間、そしてその前後数年は、私も社会人として仕事をしていました。

そこでの経験は、学校現場で大きく役に立ったと思います。

例えば1クラスに30人の子どもがいるとします。その中で将来先生になるのはどのくらいいるでしょうか?いても1人~2人程度ではないでしょうか。ほとんどの子どもは学校とは無縁の、一般社会で仕事をしていくことになると思います。

一方、学校の先生の多くは、ずっと学校に携わった世界で生きている人がほとんどです。小学校、中学校、高校、大学、そして大学を卒業してすぐに学校での勤務開始。

学校のルールの中で生活をしてきているわけです。

「社会人としてそれは良い、それは悪い」

と子どもたちに伝えている先生もいることでしょうけど、実は自分自身が体験をしておらず、机上の空論で話していることが多いと思います。

しかし学校とは違った世界での社会人経験を持っている人は、実体験として社会で働いてきており、そこでのルールを知っています。そのため実体験として「それは良い、それは悪い。なぜなら・・・」を語れるのです。

これは将来学校以外の社会で働く子どもにとって、有益な情報を伝えられるとともに、話に体験というエッセンスが加えられるため、説得力が大きくなるのです。

といった面からも、社会人として学校以外の場所で働くこと、そしてできれば複数の場所で働くことは、将来的に学校の先生になったときに子どもたちに多くのことを実体験を踏まえ伝えられると思います。このことからも社会人経験があってよかったと思っています。

ちなみに

ちなみにですが、私が通信教育で教員免許を取ったことを知ったある先生の言葉です。

「社会人経験は絶対にあった方が先生としては絶対に強いと思う。学校以外の体験をしているのは良いことだ。正直教員は潰しが効かない商売だ。これ以外のことは何もできない。」

これを聞いたときに少し大げさな表現だとは思ったのですが、実はこれと似たようなことを数人の先生から言われました。

このようなこともあり、大学を卒業してから教員免許を取ったこと自体無駄ではなかったですし、一般社会で働いた経験も無駄ではなかったと思っています。

大学卒業後に教員免許を取得する流れ

大学卒業後でも教員免許を取得することができます。それは通信大学で取得することが可能です。もちろん大学で取得する教員免許と同じものです。

そしてほとんどの教科の教員免許を取ることが可能です。期間としては最短で2年ほど。学費は選ぶ通信大学によって全然異なります。

参照 教員免許の取れる通信大学一覧

 

大学に資料請求するところからはじまる

流れとしては、まず自分の取りたい教員免許が取れる通信大学をピックアップします。複数の通信大学をピックアップしたのちに、自分に合いそうな大学をその中から選びます。そのためにも通信大学の資料は取り寄せておいた方がよいでしょう。

通信大学に願書を提出・合格

どれか1つ通信大学を選んだら、取り寄せた資料の中に入っている入学願書を提出します。余ほどのことがない限り合格となります。

大学から送られてきた教科書を元にレポート作成・提出

大学からは課題集と教科書、レポート用紙が一気に送られてきます。

どの科目の単位を取ればよいのかというのは、大学に入学すれば分かります。それぞれの単位を取得するために課題が用意されており、課題に沿ったレポート作成し提出、合格することで単位取得となります。

課題に沿ったレポートを作成するためには、送られてきた教科書を元に勉強したり、図書館に行き比較検討できる本を探し知識を深め、得た知識をレポート用紙にまとめていきます。

科目修了試験に合格する

レポートを作成するのと同時に、科目修了試験にも合格する必要があります。

科目修了試験は定期的に、全国の主要都市で受験することができます。1ヶ月~2ヶ月に1度は試験が行われており、1日で最大4科目まで受験可能です。

指定単位を修得し免許獲得

レポートや科目修了試験に合格し、自分の目指している免許取得に必要な単位をすべて取得することができれば、教員免許状を取得することができます。

参照 通信教育で教員免許を取得 通信大学で人生を変えられる

 

基本的には以上のような流れで教員免許を取得することが可能です。

多くの社会人が通信大学で教員免許を取得しています。私もその一人で2年半で小学校の教員免許を取得することができました。

社会人になってから教員免許が欲しいと思った

社会人になってから教員免許が欲しいと思う人は少なくありません。まさしく私がそうでした。

大学在学中にはまったく教員と言う職業に興味を持っていませんでした。私が在籍していた大学は教育学部はありませんでしたが、社会科の教員免許を取得することは出来ました。必要な授業に出席し、単位を取得すれば免許は取れたのです。しかし、教員に興味を見出せなかった私は、「授業を余計に受けるのは面倒」としか思いませんでした。

大学卒業後に教員を目指した

そして卒業後、様々な経験をする中で「教員になりたい」と思うようになりました。大学在学中に免許を取っておけば良かったと思いましたが、既に過ぎてしまったことです。そのため、通信教育で教員免許を取ろうと思いました。

通信大学のスクーリングで出会った人に、通信教育を始めたきっかけを聞いたら、「世の中不況だけど、公務員は安定しているからそれが大きな魅力」と答えてくれた人がいました。「公務員なんてつまらない!」と学生時代は思っていましたが、社会に出てみると「公務員最強!」と多くの人が思うのではないでしょうか。

普通の会社では経営が傾くことがありますし、ボーナスカットと言うこともあります。時には会社自体が潰れてしまうことがあります。しかし、学校は潰れません。公務員はとんでもない事件を起こさない限りクビにはなりません。歳を取れば取るほど、公務員の魅力を感じてくると言います。

その他には「この世の中を変えるためには教育しかない!」と言っていた人もいました。その他にも色々な動機を持った人がいました。社会に出てからの方が動機が多様化するのかなといった印象です。

大学在籍中に教員免許を取りたくなったら?

当サイトの掲示板で時折相談があるのですが、大学に入学した後に、教員になりたいと思い始め、調べてみると在籍している大学では教員免許が取れない、どうしよう・・・、というケースです。

このような場合、

大学在学中に他の大学、もしくは通信大学で教員免許を取得できるのか?

という質問をいただくことがありますが、これは「できない」のです。「2重学籍」と言うものに該当してしまうためです。

参照 2重学籍とは

 

そのため一度大学を卒業する必要があります。その後、卒業した大学の単位を活かして、通信制の大学に入学し、教員免許を取得する人がいます。

大学を卒業してからでも遅くはないのでは?と思う

現在通っている大学で教員免許が取れない場合、大学を辞めようと考える人もいるようですが、私個人としては「現在の大学でできることをすればよいのでは?」と思うのです。

通信大学では教員免許を取得するために必要な単位を取得していきます。このほとんどが「専門教養」になります。

通常の大学では一般教養と専門教養の両方の単位を取得することで卒業となります。

一般教養は、どの大学でも勉強することができます。そのため、決して現在通っている大学での勉強が無駄になるわけではないのです。単位は互換することができるのです。分かりやすく言うと使いまわすことができるのです。

ですから、すでに4年制大学を卒業した人が、「通信大学で教員免許を取ろう!」と思った場合、すでに卒業した大学で一般教養の単位を取得した過去があるため、それらのほとんどは再び勉強し単位を取る必要がありません。教員免許を取得するための専用の単位だけを取得していけばよいのです。

少しでも早く免許を取りたい気持ちは分かるが・・・

少しでも早く教員免許を取りたいという思いから、現在通っている大学を辞めて、目的の教員免許を取ることのできる大学に受験して入学するという方法を考える人がいるのですが、現在の状況下の中でもできること、学べることは沢山あると思います。

教員は勉強を教えるだけが仕事ではありません。子どもたちと関わること、つまり道徳教育が必要となってきます。これは教科書で覚え実践できることではありません。社会での経験が培ってくれるものです。

そのため、現在大学に在学中の人は、わざわざ退学してまで教員を目指す必要はないと思います。そこでしか経験できないことを経験するのも、将来先生になったときに子どもたちへ何かを伝えられると思うのです。

また、大学を卒業してもまだ先生になりたいという思いがあるのなら、きっとその思いは本物でしょう。なのでそこから通信大学に入学し2年間勉強してみてはいかがでしょうか。またそれと同時に社会人として働き、社会の姿を見るのも、将来学校で子どもへの教育に大きく役に立つことでしょう。

社会人が通信大学で勉強するときにネックとなるもの

社会人が通信大学で勉強する際に、最大のネックが「実習」です。

仕事をしながら教員免許の勉強をするわけです。教員免許を取るためには「教育実習」と「介護等体験」は必修となります

参照 教育実習に行こう!教員免許を取るなら通信教育でも必ず行く
参照 介護実習は必修単位!早めの申し込みが必要!
 

そのため、長い期間仕事を休むことになります。その辺りの融通が利く会社に勤める、もしくはそこで会社を辞める、もしくは初めから仕事に就かず、アルバイトや派遣といった時間の融通の利く仕事を選んだ方が良いと思います。

社会人が教員免許を取るのは珍しくはない

このように社会人が教員免許を取ること自体は珍しいことではありません。

私は実際に、スクーリング会場で私と同じ立場の人を数多く目にし、一緒に勉強しました。年齢もバラバラです。現在している仕事もバラバラです。

実際に教員になってみて思ったことは「安定の魅力」です。給料が安定しているのは大きな魅力です。1年に1度必ず昇給もします。景気がどうであれ潰れることはありません。これは社会に出て一度働いた経験がある人であれば、余計に身に染みて分かると思います。

教員は非常にやりがいのある仕事です。日々、子どもたちの成長が見れます。できなかったことを頑張ってやり遂げたときの達成感に満ちた表情を見ることができます。心を揺さぶられる感動が沢山転がっています。是非その感動を多くの人に味わってもらいたいと思います。

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