イジメというのは、教育関係の仕事をしていれば必ず向き合う問題です。
ある筋からの情報では、教員採用試験においては、必ずといってよいほどイジメについて
質問されるそうです。
ここからは、このサイトに投稿してくれた方からのメッセージです。
〓以下投稿記事〓
私は、昔ある県で教員をしていました。
たまにニュースでイジメがらみの事件が起き、その学校の教頭が出てきて会見をしていることがありますよね。
(なぜ教頭が出てくるのかというと、学校の中で一番忙しいのが教頭です。学校において校長の命令は絶対ですので、「会見に出て」と校長に言われれば断れないのが通例でしょう。)
その際に、「この学校にイジメはあるはずがありません。担任にも確認しました。」と、大抵言います。
当たり前です。
「はい、イジメはありました。担任もそういっていました。」
などといえるはずがありませんからね。
私はイジメのない学校なんてあるわけがないと思います。
イジメは隠れてするのが普通です。見つかったら怒られるって子どもだって分かってやっているのですから。
私は現場にいた人間として、そういったいい加減な学校の対応にうんざりして辞めてしまいました。
このサイトに集まってくる方たちは、これから教員になろうとしている方だと思うので、1つ忠告しておこうと思います。
イジメがあったら隠さず、すぐに周りの先生や上の先生に相談することです。
そしてなるべく、イジメが小さいうちに見つけ出す。
つまり、子ども一人ひとりをじっくり観察して、クラスが現在どうなっているのか肌で感じ取れるくらいの教員を目指した方がよいと思います。
イジメはどう対処するのかが問題だと思う
イジメはどの世界にも存在しうることです。学校だけではありません。大人になった後の会社でも存在します。
問題は「どのように向き合うのか?」だと思います。
学校であれば基本的には毎年クラスのメンバーが変わります。これをきっかけでイジメがなくなることもあることでしょう。
しかし会社ではどうでしょう。常に周りにいるメンバーは同じです。時間が経てばイジメはなくなるでしょうか?
なくなったとしても、結局は周りのメンバーは同じです。今までイジメをしていた人たちを上手くコミュニケーションが取れるでしょうか?
学校においてのイジメは子どもだけで解決するのも1つの方法かもしれません。学校は社会に出たときのための訓練の場でもあるためです。
しかし解決できない子どもはいます。人生経験が豊富ではないため、どのような行動に出れば解決できるのか知らないのです。
そんなときは、周りの大人が力を貸してあげればよいと思います。
学校であれば教師が力を貸すのは当然でしょう。ただし適切な力の貸し方を行わないと、イジメられている子ども、そしてイジメている子ども、さらにはその他の子どもとの関係性がグチャグチャになってしまいます。
「イジメはダメ!」
この言葉だけで解決できるほどイジメは単純ではありません。
周りの大人が協力し合い、適切な対応を取ることがイジメを減らすことにつながると思いますし、イジメ自体をそもそも発生させないのだと思います。
もしイジメがあると感じたら迷わず相談
もし学校で「イジメを受けている」、「イジメの疑いがある」、「イジメを見かけた」と思ったらすぐに周りの大人に相談するようにしましょう。
ただし1人だけではなく、複数人の大人に相談してよいと思います。その中には真剣に向き合ってくれる大人はきっといるはずです。
本来その大人の代表が学校の先生であればよいのですが、学校の先生も万能ではありません。色々な人がいます。
そのためお家の人に相談してみましょう。誰一人格好悪いとか思わないので安心して相談しましょう。逆に相談しない方が格好悪いです。
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